寒くなってきたこの時期につい食べたくなっちゃうのがホクホクの大学いも。
油で揚げたあとで蜜に絡めちゃう、デブ陥落のオヤツです。
サツマイモいろいろ
アメリカにもスイートポテトはあるのですが日本のサツマイモとは違う品種で、皮の色がオレンジっぽい薄茶色で、切ると中は鮮やかなオレンジ色です。
肉質は日本のサツマイモと比べると水っぽくやわらかく、どう料理してもホクホクとかにはなりませんが、バターや砂糖をタップリ使ってつくるアメリカンな典型的candied yamやスイートポテトパイなんがを作るにはこのやわらかさが必須ですよね。日本のサツマイモでこうしたアメリカのレシピを作るとなんか喉がつまりそうで、とろけるような舌触りが再現できません。なので「アメリカのサツマイモはベチャベチャしてまずい」とか無反省に言う人は自分が適材を適所に使えてないことに気づかず材料のせいにしているので何かの時には責任転嫁する信用のおけない人物と判断してよいでしょう。
ついでみたいですが、わたしがひそかにファンであるめっちゃかわいいお料理おねえさんのcandied yamレシピ動画があります。「こりゃ太るわwww」と納得のアメリカンレシピです。
アメリカのレシピに慣れている私でも砂糖の量にビックリのレベル。
大学いも
そして日本のcandied yamとも言うべき大学いもは、やはりホクホク感が信条なのでここは日本のサツマイモをぜひ使いたいですね。
皮が濃い紫色のこんなサツマイモは、チャイナ系もしくはコリアン系のスーパーに売っていますが、アストリアではN,Wライン30 Ave.駅近くのTrade Fairというスーパーにおいていたりします。しかもすごく安いさー。正月にはきんとん作るにも便利ですね。
材料
サツマイモ 400g
揚げ油 適量
水 おおさじ2
砂糖 軽くやまもりおおさじ3
しょうゆ おおさじ1
黒ゴマ お好みで適量
作り方
1)サツマイモは皮の汚いところだけをそぎ落とし、皮をつけたままザックリと乱切りにします。
2)揚げ物用の鍋にタップリの揚げ油を低めの中温(160度くらい)に熱し、中火のままでサツマイモを一度に入れてゆっくりと揚げましょう。
天ぷらの油の再利用。ほのかにエビ風味。
3)箸がすんなり通るくらいに火が通ったらいったん強火にして10数えてから油から引き上げます。天ぷらバットや、厚く重ねた新聞紙などに揚げてザッと油を切ります。
次からの作業は揚げたてイモがアツアツのうちにやる必要があり、特にあとでタレに絡ませるときにはタイミングが非常に大事なので、ヨッシャ来いや!と言われたら即効鍋に投入できるように段取りよくいきましょう。
4)鍋の揚げ油をあけて空にします。鍋は洗わず、軽く油が残っているところに水おおさじ2、しょうゆおおさじ1、砂糖おおさじ3を入れて火にかけます。
5)強めの中火にかけて砂糖を溶かします。このとき箸やヘラで中を触ったりせず、鍋を揺らして砂糖を溶かすようにしてみてください。
全体が煮立ってフツフツしてきたら泡の大きさをよく観察!
6)ビミョーに泡が大きくなってきて、全体のとろみが増してきたかな?くらいのタイミングを見逃すな!
どう?この写真でわかる?
7)そしたら揚げ芋を一度に投入!
ヘラでおおきくかき混ぜてタレを絡めます。
8)全体にタレが絡んだらすぐ火を止めます。
どうよこのツヤ&テリ(すごいドヤ顔で)。
好きなだけ黒ゴマをふりかけて、ハイどうぞ!
ホクホク、アマーーイ!サツマイモのほっくほくの甘さがタレの甘さに負けてない!オーイシーイ!皮の濃い紫が色彩的にも美しい・・・!できたてアツアツでももちろんおいしいけど、冷めてしまっても問題なくオイシイです。あついほうじ茶でも入れておやつにしたら下手なケーキよりも満足しちゃう。
サツマイモは米や小麦のおよそ1/3のカロリーで、繊維質やカロチンなどの各種ビタミンやミネラルを豊富に含み、とくにビタミンCはりんごの10倍だとか。甘くて腹持ちがいいので太りそうなイメージがあるけど実はヘルシー食材なんですね。
大学イモは油で揚げて砂糖をかけてしまっているのでダイエット的にはビミョーですが、バターやクリームを使った洋菓子よりはずっといいさ!おいしく作ってご家族で召し上がってくださいませ。
I have this recipe in English, too!
Japanese Candied Sweet Potatoes
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