ラテンアメリカ料理の付け合せの定番、塩味で炒め煮した豆です。
Refried Beans と言われていますが別に二回焼いたり揚げたりしてるわけじゃなく、ゆでた豆をつぶしながら炒め煮したものです。たまねぎやにんにく、スパイスで風味をつけ、軽い塩味をつけるのですが簡単にできておいしいです。
豆を食べよう!
豆はもちろんたんぱく質を多く含みますが、その50%が良質の炭水化物なので主食として理想的な食材なのだそうです。ビタミンB,E群や鉄分に加え繊維質も多く含むので、主食を白米から豆に変えるだけでかなり健康効果があるらしいです。日本の料理では豆には砂糖をたっぷり使った甘い煮豆にすることが多いですよね。おかずにするような豆料理でも砂糖を使わないレシピは案外すくないように思います。外国の料理も気軽に取り入れて、豆をヘルシーに食べるようにしたいものです。
過去レシピにひよこ豆のペースト・フムスがあります。これも日本ではあまり知られていないようですが、とてもおいしくアレンジもきく便利な料理です。トルコ、ギリシャなどの定番です。
材料(4人分の付け合せ)
ゆでた豆 カップ1.5くらい
たまねぎ 大1/2個
にんにく 1カケ
クミン 小さじ1/2 (好き嫌いがあるスパイスなので好みで使ってください)
油 おおさじ1-2くらい
豆のゆで汁 適量
塩、こしょう、チリペッパー
材料の量は参考まで。気軽な家庭料理なので増減があっても問題ありません。
作り方
乾物を自分で戻してゆでたほうがおいしいのですが、ゆで豆の缶を使ってかまいません。メキシコやブラジルのレシピではブラックビーンズ(Black beans)を使うことが多いのですが、これは日本の黒豆とは違う種類です(日本の黒豆は大豆系ですが、ラテン各国で使うブラックビーンズは黒インゲン豆なのでインゲン系の豆です。ブラックビーンは見た感じは小豆に似てます。)。でもインゲン系の豆なら何でもいいので、日本なら白いんげん豆や金時豆、うずら豆などが使いやすいでしょう。
炒めてつぶしちゃうレシピだから煮崩れとか気にしない。むしろ柔らかすぎるくらいゆでたほうが作りやすいかと。
フライパンにおおさじ1-2くらいの油を熱し、みじん切りのたまねぎ、にんにく、クミンを入れて中火で炒めます。この時、適量の生のホットペッパーを刻んで一緒に炒めるといい感じに辛味と風味が加えられます。
油は何でもいいだろうけど本格的にいくならラードでしょう(「ラードなんて常備してねーよ何が健康だよデブ」と言う声はは内なる自分からも聞こえています)。
たまねぎがしんなりしたらゆで豆を加えます。
ざっと混ぜたら、ここにヒタヒタになるくらいに水または豆のゆで汁を加えます。
マッシャーやフォークで豆をつぶしながら好みの固さになるまで煮ます。
豆がすっかりつぶれてネットリしたペースト状にしてしまう人もいれば、豆がころころしてるくらいが好きな人もいるのでつぶし加減はお好みでどうぞ。refried beansで画像検索するといろいろ出てきます。
仕上げに塩、こしょう、チリペッパーなどで味を整えてお好きな肉や魚の付きあわせにハイどうぞ!
豆をこんな風にアッサリした塩味で食べるのって日本のレシピにはほとんどないけど、これはおいしいや。豆自体の味がする。
スパイスを使わずにたまねぎだけで作れば、ラテン系だけじゃなくいろんなお料理の付け合せに使えて便利ですね。私はこのレシピを覚えてからいつも冷凍庫にゆで豆をストックしておいて、かなり頻繁に作るようになりました。ぜひお試しください。
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あー!リフライドビーンズが豆のくせにやたらカロリー高い原因は、ラードか!
たぶんレストランとかで出してるやつにはけっこう油が入ってると思いますよー。だっておいしいもん。