とあるレストランのデザートで、梨を丸ごと赤ワインで煮てバニラアイスクリームを添えてあるものを食べたんだけど、それがおいしかったの!作れそうだったから試してみたら、一回でかなり理想に近いものができるほど簡単でした!
材料
洋梨(Bosc pear) 7個
赤ワイン、できればカベルネソービニヨン 400ccくらい
砂糖 おおさじ5
シナモン、クローブ 各少々
洋ナシは今は季節じゃなくてもまあいつでもスーパーで売ってますよね。皮の黄色っぽい、Bosco pearというのを使うとレストランで教えてもらって来ました。また、ワインも味が濃いカベルネソービニヨンを使うんですって。
作り方
1)先のとがった小さなナイフなどを使い、洋梨の芯を円錐型にくりぬきます。
のぞいてみて種が残ってたらナイフの先で種を取り除きます。種の周りを深く削り取らなくても繊維が残った舌触りにもなったりもしないようなので、ここは種がすべて取れたらオッケです。
2)皮をむきます。
縦方向に皮をむくと皮目が美しいです。ビジュアル的に芯を残しておくとこれまたできあがりがさらにコジャレた感じになるでしょう。
3)皮をむいたら変色しないように、薄い塩水かレモン汁に浸しておきます。
4)すべての梨が重ならない&できるだけキッチリと収まるサイズの鍋に梨を入れます。ジャストサイズのお鍋があるといいけどなー。大きすぎるとたくさんワインを使わなきゃならなくなるよー。
5)ヒタヒタよりちょっと少ないくらいにワインをそそぎます。砂糖を入れて煮ると梨から水分が出てくるのでそんなタップリとワインを使うこともないです。
上記の材料の量は、今回私が計量しながら作った数字をご参考までに乗せただけなので、梨も作りたいだけの個数を好きなだけ作ってください。ワインはヒタヒタ、砂糖は甘すぎないくらい、くらいを目安にお好きに加減してください。
6)ここにシナモンとクローブを加えましてーーー
相撲取りのような手ですが女の手です。肉厚ですが丘が低いので手相的にはビミョー。運命線もほとんど見えず、器用貧乏な相だそうです。「手相は善行を積んでいくと変わるものだから頑張ってね」とか言われると余計ムカつくわ。
7)お砂糖も加えます。
私はかなりワインを煮詰めてソースもとろみが出るくらいの少量になるほどにしてしまいましたが、ゆるいソースをたっぷりにしたい場合は砂糖ももう少し多くてもいいかも。梨自体の甘さとかにもよるけど。
8)そしたら中火にかけて煮ます。
9)丸ごとの梨の美しい姿が魅力なので、あまり触りすぎて崩したりスプーンの後が残ってしまうのはイヤ。キッチンペーパーを紙蓋にして表面にのせ、転がしたりひっくり返したりしなくても全体にワインの色と味が浸みていくようにして煮ましょう。火加減はコトコトくらいで。
10)私は上記の量で約40分ほどフタをせずにコトコト煮ました。出来上がりは固すぎることはありませんがもう少し柔らかくてもよかったので、最初の10分くらいはフタをして煮てもよかったかも。
途中で紙をめくって中の様子をチェック。決して焦げ付かせたりしないように気をつけて。
私はソースをけっこう煮詰めて濃くしたかったのでフタをせず40分ほど煮ましたが、出来上がりをたっぷりのソースにしたい場合はフタをしたまま弱めの火で煮るといいと思います。
11)これでヨシと思ったら平らに並べられる大きさの器に移し、冷蔵庫で冷やします。
すっかり冷えたらバニラアイスクリームを添えてタラリとソースをかけてイタダキマース!
オーイシーイ!レストランで食べたのとほぼおんなじだ!洋ナシのみずみずしい食感にワインの風味と甘さがタップリで、香りもいいし姿も美しいステキなデザートだ!超おすすめしたい!!
冬に食べるならソースをタップリ目に作って温めておいて、冷たいアイスを添えて温度差のあるデザートにするのもステキですね!わりと簡単で、焦げ付かせないようにだけ気をつければ失敗の要素もあまりないと思います。ぜひお試しください。
I have this recipe in English, too!
Wine Poached Pear with Vanilla Ice Cream
「洋ナシの赤ワイン煮」に2件のコメントがあります