トマトソースを手作りする人ってなかなかいないらしいけど、自分で作ったほうがおいしくて経済的だしやってみると簡単。季節じゃなくても缶詰を使って作ってビンに小分けしておくと何かと便利です。文末にいくつか活用例をあげますのでご参考に。
材料
トマト28オンス(約790グラム)缶2個
たまねぎ 1-3個 (まろやか甘口にしたかったら多めに、酸味さわやかに仕上げたかったら少なめに)
オリーブオイル 大さじ1
塩、胡椒
ローリエの葉 1,2枚
材料はこれだけ。レシピも厳密なことは言いません。真夏のトマトが激安の時とかは腕が抜けるほどトマト買いこんで生トマトからソースを作ることもあるけど、缶詰のトマトでも文句なくおいしくできます。
トマトの品種あれこれ
特に日本の場合、生で売ってるトマトのほとんどは生食前提の品種なのでソースにするにはもったいない&むいてもいないらしいです。加熱用トマトの品種でもおそらくもっとも有名なのはイタリアのサンマルツァーノという細長いトマトでしょう。日本では家庭菜園用にタネや苗が売っていたり、鹿児島などで生産もされているそうです。
アメリカでイタリアントマトとして売っているもののほとんどはローマという品種で、実はイタリア原産でなくわりと近年にアメリカで、主にケチャップの原料用に品種改良されてできたトマトなんですって。
サンマルツァーノは日本でも缶詰が手に入れやすいし、加熱用においしい品種のトマトを一番おいしい時期に加工してあるものなので、変に生のトマトにこだわらず缶を使って政界じゃないかと。ただ、缶を使うときには原材料にトマト以外のものが極力入ってないものを選ぶことをお勧めします。バジルやガーリック、もしくは添加物が入ってたりする商品が多いので買う前にチェックしてください。
作りかた
1)たまねぎをみじん切りにします。私はこれまで大きめザクザクたまねぎのつぷつぷ感が好きだったのですが、最近はフードプロセッサーでなめらかになるまでプロセスしたものが好きになってます。
2)アルミ、ホウロウもしくは銅の鍋にたまねぎとオリーブオイル、塩小さじ2くらい、ローリエの葉をいれ、弱火でフタをしながら炒めます(辰巳芳子先生提唱の蒸らし炒めの手法)。甘みが引き出され、通常は加熱すると破壊されるうまみ成分がなぜか残っている・・・と味の素の研究室が首をかしげているらしいです。
弱火でフタをし、たまに底からかき混ぜてゆっくりいためます。この作業は30分くらいかかるかな。鍋にかかりきりでなくていいので、他の仕事をしながらやってください。
3)たまねぎがべったりしてきて、しゃもじをちょっとなめると「おお!スッゲ甘い!」くらいになったらトマト缶を入れます。
4)あとは中火にして20分くらいフタをずらしてフツフツ煮ればいいだけ。たまに底から大きく混ぜます。私はピザソースにも使うからもうちょっと長く煮詰めます。煮えたトマトソースがはねまくるのどうにかならないものだろうか。
5)煮てる間に小分けして保存するビンとビンのふたを熱湯消毒します。私はやかんで沸かしたお湯を入れるだけ。長期保存するなら中身を入れたビンをお湯に入れて煮沸するとかしたほうがいいんだろうけど、この方法でも清潔なスプーンを使って冷蔵庫で保存すれば1ヶ月は余裕です。
この手作りトマトソースを使ってピザやパスタ、肉や魚のトマト煮なんかを作るとめっちゃおいしいわよー!
かなり使い回しがきく便利でおいしいソースです。地味ですが超おすすめします。
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「シンプルトマトソース」に3件のコメントがあります