デブ歓喜!脇役のはずだったポテトグラタン

どんな肉にも魚にもあわせられて目にも焼き色美しく、満腹になってもなお食べ続けてしまう中毒性・・・嵐が丘のキャシーを演じるマヤほどにもメイン食材をかすませてしまう、おそろしいポテトグラタンのレシピです。

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「もうダイエットとかどうでもいいや」という時にしか焼きません。

実は過去にとてもよく似たレシピをすでに掲載しているのですが、そちらでは乾燥ハーブを風味付けに使っていました。これはこれでなかなか気に入ってはいたのですが、ハーブを使っているためガツンとした肉料理やスパイスを使った料理にはいまひとつ合わせにくい感じがしていました。

ドライハーブとミルクのポテトグラタン

ところであるカジュアルなフレンチのお店@ハンターズポイントには、非常においしいポテトグラタンをステーキの付け合せにしたメニューがあります。これが日替わりメニューの月曜限定で「月曜からフレンチとか食べるのって贅沢じゃ・・・」という逡巡を蹴飛ばすほどにおいしく、ドテラはこのポテトグラタンのためにこのステーキを食べにいくくらいの勢いです。

NYにお住みでない方にはまったく無用な情報ですが、お近くの方はご参考まで。
Tournesol

そしてそのポテトグラタンを再現してみたのが今日のレシピです。先日、毎年恒例にしている燃え上がるホットワイン(過去記事あり)を友達を呼んで楽しんだのですが、けっこう手間をかけて作ったミートボールを尻目にこのグラタンが一番人気でした。酒・塩・油脂そして炭水化物、みんな太って帰るがいい。

はりきって砂糖を燃やすドテラ。
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シャツをインするなといつも言ってるんですけどね。

材料
じゃがいも
牛乳・生クリーム
バター

砂糖
細挽白こしょう
ナツメグ
ガーリックパウダー

使用量は焼き型の大きさや深さによりますので適当に。
じゃがいもは、メークイン系よりは男爵系のほうが適しているかと思います。アメリカならアイダホで無問題です。

作り方

1) ますは焼き型の用意をします。ベストは鋳型のフライパンなどですが、グラタン皿などでもけっこうです。焦げ付かないようにバターを塗ります。

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この際、直火にかけられる型を使うなら多めのバターを入れて火にかけ、よい香りがするまで熱して焦がしバターにしておくとすごいよ。食欲増進効果が。

2) 牛乳に味付けをします。ここで牛乳でなく生クリームを使うのも、両者を混ぜて使うのもお好きになさってください。
味付けはじゃがいもとミルクのほんのりした甘さを引き立たせるため薄味です。カップ1杯の牛乳に塩こさじ1/4程度で充分だと思います。そこに細挽きの白こしょう、挽きたてナツメグ、ガーリックパウダー、砂糖各少々を加えよく混ぜます。これらスパイスの使用量も控えめに、ぼやっと食べてれば気がつかないほどほのかな風味だけど確実に牛乳臭さを解消している・・・!くらいをめざします。

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これはあとで足りなくなってもすぐ作り足せるので、あまり厳密な量を考えなくてもいいです。

3) じゃがいもの皮をむいて薄切りにします。この作業はスライサーがあるとラクで均一な薄さにできていいですね。以前のレシピでも書きましたが、刃物はついいいものをほしくなっちゃうけどスライサーって刃研ぎできないものが多いから安手のものを買い換えて使うほうが効率がいいと思います。

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とか言ってこれは10年位前にヨーカドーで500円くらいで買ったものだけどまったく衰えを見せないからわからない。実はもう一枚、今のが鈍ったときのためと思って予備に安物を買っておいたのですが(@地元ヨーカドー)、世代交代どころかリリーフ起用の機会もないです。

4) オーブンを180度に温めます。大きなガスオーブンでなく、日本のオーブンレンジのように下火がなかったり保温力が強くなく開け閉めで温度が下がってしまうものならもっと高い温度に設定してください。

5) スライスしたじゃがいもは水にさらしません。スライスしたらすぐに1)で用意した焼き型にできるだけ均一な厚さになるように敷き詰め、3)で用意した牛乳をかぶるくらいにかけまわします。
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じゃがいもは放置していると赤く変色するので、ひとつスライスしたらすぐ型に敷く → すぐに牛乳をかけまわす・・・を繰り返してください。牛乳に混ぜたスパイスは水に溶けないので、牛乳に浮いたり沈んだりしています。かけまわす前に軽くかき混ぜてから使ってください。

6) 好みの厚さ・量になるまでこの作業を繰り返します。私は直径30センチ強のフライパンを一杯にするのにじゃがいもを5-6個、牛乳は500-600ccくらい使っているみたいです(不確か感すごい)。

出来上がったときに焼き色や焦げ色を際立たせたいときには最後に牛乳はヒタヒタ程度の量に抑え、クリーミーなソースととろけるようなじゃがいもの質感を楽しみたいなら牛乳をたっぷりと注ぎましょう。あまりいっぱいにするとふきこぼれるので気をつけて。オーブンの焦げ付き掃除とかまさに主婦の悪夢。実際金タワシでひたすら何かをこすり続ける夢とか見たことあるけど、ほんと寝起きに疲れが残るイヤ~な感じでした。

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太っていいなら表面にバターをちぎって乗せてもいいぞ。ここまでやったんだからもう好きにしよう。

そして40-50分ほど焼いたのがーーーーー
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こちらです!

ぐつぐつ!とろとろ!あつあつ!もうオノマトペでしか表しがたい。
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スプーンでザックリと取り分けてどうぞ。

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これは過去レシピ・キジのハム包みですね。

じゃがいもを最高においしく食べられるお料理だと思います。スパイスはほのかで、牛乳臭を心地よく解消しつつどことない技あり感と品のよさを感じさせます。もし塩味が薄かったら軽く塩を振りつつ食べてもいいのですが、ソースのある料理(トマトソース煮込みのミートボールや鶏のワイン煮なんかは最高の組み合わせ!)の付け合せにしてソースを絡めながらいただくのが骨頂でしょう。
まだまだ寒さが厳しい3月頭、温かくなって来る前にぜひこのアツアツのオーブン料理をお試しください。

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デブ歓喜!脇役のはずだったポテトグラタン」への10件のフィードバック

  1. ヤンソンの誘惑もそうですが、シンプルなのに美しい料理ってカロリー高いですよねぇ…。
    美味しさには勝てない!

    • そう!ヤンソンの誘惑はアンチョビだからけっこうあわせにくいんですよね。
      うんまいんだけどなー。

  2. いつも楽しく拝見しています。この、どんな肉魚にもあうという魅惑的なポテトグラタン、是非挑戦してみたいです。もしよろしければ、バターと砂糖の分量を大体のところでいいので教えていただけないでしょうか?どうぞよろしくお願いします!

    • コメント&ご質問ありがとうございます!
      バターは器に焼きつかないようにするだけなので、ほんの薄く塗ってくれれば充分です。
      しかし!もし!どうしてもと言うなら!おおさじ1-2くらいのバターを焦がしバターにして塗るとまたいい香りです。ちょっとした手間だし、じゃがいもを載せて焼いてしまうとその香りで焦がしバター効果もかなり薄らいでしまうので、格別おすすめでもないですが。
      砂糖は本当にほんの少し、1カップの牛乳にふたつまみくらい。甘味をつけるのではなく、微量の砂糖はじゃがいもの甘味を引き出す効果があるそうです。
      焦がさないように気をつけてお試しください。うまくできるとほんとおいしいですから~。

      • いずみ

        早速のお返事ありがとうございます!!早速明日の晩御飯に作ってみます!ありがとうございました!!

      • こちらこそありがとうございます。
        うまくできたらお知らせください~。

  3. おいしそう!サーモンのグリルなんかにも合いそうですね。「カリフラワーとひよこ豆のスープ」作りました。普段あまりカリフラワーを喜ばない夫&子どもたちにも好評でした!スープの時はいつも多めに作って翌日の朝食に出すんですが,この時は完食!朝の分は残りませんでした。ごちそうさまでした。

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