メカジキのソテー、ベリーソース

ドイツ、アルザスを旅行してきて見聞したレシピを連続して掲載していますが、今回はアルザスでインスパイアされNYで私が作ったお魚のお料理です。

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フルーツのあまずっぱさときれいな色をとりいれたいつもと違うお魚料理、しょうゆ万能固定概念を打ち破るゾ☆の巻~。

私は海外に行って和食が恋しくなってしまうとか言うことがないので、海外旅行で食べなれないものに囲まれて食欲をなくすとか体調を崩すとかいう方とは食べ物の好みの守備範囲がまったく違うんだろうなと思います。海外旅行にフリカケとかインスタント味噌汁の素とか持って行く方から見ればキャッチャーが立ち上がってるレベルのkusoボールにも余裕で振ってしまっている私・・・このレシピもみなさんのお口に合うかどうか不安ですが、私もドテラもとても気に入っているフレンチなソース使いのお料理をドキドキしながらアップします。

以前より果物を上手に使ったソース使いに漠然と憧れを持ったのですが、魚屋で元気なメカジキ(ソードフィッシュ swordfish)を買ってさてどうやって料理しようかと思ったときにピコーン!とひらめきました。この脂ののったお魚をシンプルにソテーにしてアルザスで買ってきたおいしいイチゴのジャムを赤ワインでソースにしよう!あとは味のバランスをとるのに何を使えばいいかいろいろ考えたり試したりするのがほんとに楽しかったです。二度試して三度目に完成しました。

材料(二人分)
メカジキ 150gくらいの切り身をふた切れ
バター 大さじ1
小麦粉 大さじ2-3
塩、こしょう

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アメリカの魚屋ではよく売っている魚です。筒切りやフィレにしてステーキ用に用意されていることが多いです。身は白っぽいのですが赤身の魚に分類されていて、脂肪が乗っていて味も濃く、ステーキの他にはグリルやソテーに料理されることが多いです。
日本ではメカジキはカジキマグロといって売っているのかな。照り焼き用の切り身になっているブリでも似た感じにできると思います。

ソース材料
赤ワイン おおさじ3
ポートワイン おおさじ1
バルサミコ酢 おおさじ1/2
しょうゆ おおさじ1
ウスターソース(Worcestershire sauce) こさじ1
いちご、ラズベリー、ミックスベリーなどベリー系のジャム おおさじ3
片栗粉またはコーンスターチ おおさじ1

ポートワインが手元になければその分赤ワインを増量し、ジャムの使用量をおおさじ1増やしてください。

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ウスターソースは手元にあるならイギリス風のウスタシャーソースが好ましいですが、日本のブルドッグとかのウスターソースでもオッケです。

二歳になった甥っ子ウミガメちゃんに送ろうとアルザスの小さな村のおばあさんが一人で作っているジャムを買ったけど、瓶の口がシッカリ閉まってない感じだったから自宅で食べることしたこのジャムを使います。これがおいしくてやばい。
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作り方
作り方は簡単。

1)片栗粉以外のソースの材料をすべて計量して混ぜておきます。

2)メカジキの切り身に軽く塩こしょうし、薄く小麦粉をまぶします。

3)フライパンを中火で熱し、バターを溶かしたところに2)の切り身を入れます。
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きれいな焼き色がついたらひっくり返し、火を通します。

4) 火が通ったら皿に盛ります。このとき付け合せも一緒に用意しておきましょう。
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準備オッケイ!

5) 魚を焼いたフライパンには魚から油が出ていると思います。これがおいしいので、フライパンを洗ったり拭いたりせずそのままソースを作るのに使います。

弱めの中火にかけ、混ぜ合わせておいたソースの材料を一度に加え、軽く煮立つまでヘラで混ぜながら火にかけます。ふつふつしてきたら味見をし、塩こしょうで味を整えてから水で溶いた片栗粉(コーンスターチでももちろんよし)を回し入れてよく混ぜ、とろみをつけます。魚が冷めないようにこの作業は手早くやりましょう。

6) 皿に盛った魚に5)で作ったソースをかけたらすぐにいただきましょう!

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「ご飯のおかずにならなそう」とかもう出発点から向く方向が逆逆!茶碗でなくナイフとフォーク、付けあわせを同じ皿に盛って完結です。

うちではダイエット中で夕食に炭水化物を取らないようにしているので焼いたカリフラワーとブロッコリーレイブを付け合せにしましたが、マッシュポテトとバター炒めしたキヌサヤなんかだともっとおいしいと思います。

おすすめ付け合せに過去レシピ;
定番マッシュポテト
根セロリのピュレ

なんでもしょうゆかけて食べるのが一番好きな人のお口にあうかどうか自信ないのですが、洋風な料理も嫌いじゃない方ならきっと気に入ってもらえるはず!甘さとさわやかさのバランスが良く、バルサミコとしょうゆで甘いだけじゃないうまみも加えられています。脂肪が多くドッシリ系のメカジキに、フルーティなソースがよくあってしつこいとか重いとか言う食べ応えではありません。ドテラもとても気に入り、けっこう短期間に連続して試作しましたがウキウキな感じで試食&レビューしてくれました。このソースはグースやダックなんかのパンチのある鳥系の肉にもよく合うと思います。
いつもと違った感じで食べてみたい方、海外で和食じゃない方法でお料理したい方はぜひ試してみてください。

また、メカジキを使った過去レシピにネギマ風があります。よければあわせてどうぞ。

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メカジキのソテー、ベリーソース」に3件のコメントがあります

  1. はじめましてゆうさん、最近こちらのブログを見つけて、ハマって過去分も順番に読んでいます!フルーツと肉や魚といった取り合わせが大好きなのですが家で作ってみたことは無く、いつも外食に頼っていましたが、このレシピでソースを作ったら、本当に美味しくって簡単だし感激です!
    いい魚が手に入らなかったので、豚肉でやってみましたが、美味しかったです〜ワインが進む…
    ( ^ ^ 😉
    これからも楽しみにしています!

    1. コメ&レシピ試してくれてほんとにありがとうございます!
      そう、このソースはも簡単においしく作れるように配合を工夫したんですよ~(ドヤ顔)。作ってみた&おいしかったと言うお声がほんとに一番うれしいです。またいらしてください♪

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