先週末に遊んで歩いてきたので、今週は非常に忙しくなってしまいてんてこ舞いでした。掃除機なんかもう二週間もかけてません。ウチには犬も猫もアレルギー持ちもいないので問題ないんですけどね。
元気なタコをご飯に炊き込んだタコ飯のレシピ、やっとアップしまーす。
タコ飯ってなーに?
実は私、タコ飯って自分の作ったもの以外は食べたことがありません。
日本でなら材料は手に入りやすいものなので作ればどこででも食べられるものですが、兵庫(特に明石)とかの郷土料理らしいです。イカ飯がゆるぎない地位を保つ函館出身であることも理由かもしれません(イカ飯の函館母レシピあります)。
↑そのイカ飯。アアン郷愁。今食べたいのは弁慶力餅のくるみもちと五勝手屋の筒ようかん。あとやきそば弁当。
実はアストリアに住むようになってからはじめて生のタコを一匹まるごと料理に使うようになり、カルパッチョとか刺身だけでなタコをく煮たり炊いたりするようになったのもこちらに来てからのことです。いやー、外国に住むと自国の文化をかえってよく知るようになるという好例ですね(←ビミョーに違う)。
タコ飯を何度か作ってみた感想ですが、とくにコツとかないです。下ごしらえの塩もみ&掃除だけシッカリしておけば、どうやってもおいしくできます。下煮しておくとかも不要みたいです、ブツブツと切ったタコを研いだ米に混ぜて炊けばそれだけでオッケの簡単さでした。
作り方
できればタコはゆでタコでなく、生のタコを使いたい。これは出来上がりの味をかなり左右します。
なのでイキのいいタコを選びます。NYではたまに一度も冷凍されていないローカルなタコが売っています。冷凍物のポルトガルのタコとかよりもずっとおいしいです。
吸盤もよく見てーー。
見てこのみずみずしさ。
タコの下準備の仕方、ゆで方は過去レシピ生タコのゆでかたをご覧ください。
タコ飯を作るには別にゆでておく必要も無いのですが、一部をカルパッチョにして食べたかったので短時間(5-6分ほど)ゆでておいたものを使います。
米とタコだけで充分おいしいのですが、私はさらにコロコロに切ったサトイモを入れるのが大好きです。よければどうぞ。
米は日本ならいくらでもおいしいものが手に入りますが、海外だとちょっと高いものを買ってもそれほどおいしくもなかったりしますよねー。もち米を少し混ぜて直火と鍋で炊くといくぶん味がよくなります。
お米を鍋で炊く場合、土鍋や厚手の鉄鍋(ルクルーゼ、ストウブ、ダッチオーブンなど)が適していますが、薄手の鍋でも問題ないです。水は体積で米の1.2倍使います。炊き込みご飯の場合、水分の出てくる具材(タコ、イカ、貝など)を使うときには水を少し少なめに、豆など水を吸うものを使うときには多めにするといいです。
タコはぶつ切りにして、面倒でなければチョッピリしょうゆと酒をまぶしておくと香りがいいですね。
米を研いだら分量の水を入れ、サトイモとぶつ切りのタコを入れます。分量はもう好きなだけ使ってください。
塩、酒、しょうゆ少々で薄めに味をつけます。タコからかなり味がでるのでダシは別に必要ではありませんが、手元にあればダシ昆布など少し入れてみるのもいいでしょう。
過去レシピ炊き込みカレー・ビリヤニにても書きましたが、ご飯を鍋で炊くときには赤子が泣くとかはじめチョロチョロとかはもう無視してよいかと。
はじめは強火で、蓋から湯気が出てきたのが見えてきたら弱火に落とすとうまいこと炊けると思います。3合の米なら弱火に落としてから15-20分くらいで炊けると思いますが、つまんで食べてみて芯が残っていたらもう少し炊いてください。芯がなくなったらもう一度蓋をして強火にしてゆっくり10数えてから火を止め、10分くらい蒸らします。
炊き込みご飯は途中で蓋をあけても問題ないと辰巳芳子先生も言っておられるので、心配なときは途中で蓋を開けて見ても大丈夫です。でも最初に強火にしている間と、最後に蓋をして強火にして蒸らす間は蓋を開けずに。
炊き&蒸らしが終わったら開けてみますよ!
ウホホホホホ炭水化物大好きデブゴン満面の笑み。
針しょうがをチョッピリのせると香りがいいですね!
タコ味たっぷりの米が!ほくほくねっとりのサトイモが!歯ごたえプリプリのタコが!いやもうおいしいわ。
そして大根と油揚げとスイスチャードの味噌汁とーー
冷奴に昆布の佃煮と手作りラー油をのせてーーー
あとはブロッコリーレイブのおひたしとナスの炒め煮でもあれば、アメリカでも日本の家庭料理に非常に近い感じで夕飯が食べられますね!なんも贅沢なものは使ってないのになにこの心の満足感。
タコさえ手に入ったら作るのは簡単なので、皆様もぜひどうぞお試しください。
そしてついでですが、タコの一部でスペイン風カルパッチョも作っていただきました。
これを作ると、近海のタコと輸入の冷凍タコの違いが顕著に現れます。今回のはほんとおいしかった。
追記
先週コネチカットのミスティック(Mystic)という小さな街に行って来ました。一言で言うともう大満足です!
どのレストランに入っても食事がおいしく、観光地でもあるので歴史的町並みはきれいでとても楽しかったです。夏は込み合うそうですが、冬はカキとかホタテとか地元の海のものがおいしいです。
まじカキうまい。何種類かあったのですが、友達にすすめられてNoanks、 Ninagretsの二種類を食べてみました。値段はNinagretsの方が高かったのですが($2.50)、Noanks($1)のほうがおいしかったような。
ひとり1ダース平気でペロリ。
これまで知らなかったのですが、コネチカットでもワインを生産しているんだそうです。
これがローカルのワインですが、おいしかったです。そしてレストランで飲んだのにボトル一本で15ドルとかもう一本あけてもらっていいですか?
・・・はい?
と、とても楽しく過ごしてきました。ペンステーションから2時間半の汽車の旅なので、NY周辺の週末旅行にはピッタリだと思います。車を使っても同じくらいの時間がかかるそうです。
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トッピングの針しょうがにがつんとやられました。旨そう~
これだけ新鮮だと、寿司ネタとしては扱いの低いタコの握りも高得点得そうですね。CAにあんのかなぁ、タコ・・・
オレオレさーーん!
ほんとはしょうがだけじゃなく木の芽とか若いシソの葉とか、香りがあって青い色のきれいなものが少しあるともっとよかったんですけどねー。
CAにもあるんじゃないかなー。
はじめましてこんにちは。約一年ほど前からtwitterをフォローさせて頂きこちらのブログにたどり着きました。我が家の献立でかなりお世話になってます(笑)今回もとっても美味しそうで、先ずはNJの魚屋でタコを取り扱ってるところを探さねばです泣
ひとつYuさんにリクエストなんですが、以前ドイツ人のベーカリーでポテトパンケーキw/アップルソースなるものを食し、塩コショウだけで食べるよりアップルソース付が自分には最強に美味しかったのです。Yuさんは普段ポテトパンケーキお作りになりますか?もしレシピがありましたらいつかUPお願いしますm(__)m
では、長くなりましたがYuさんのブログ大好きです◎
はじめまして!コメントありがとうございます。
NJにもタコは売ってるんじゃないかなー。というかミツワにありそうですよね。
ドイツのじゃがいもケーキ、もちろん知ってます!ドテラの大好物ですが、あれはたっぷりの油で揚げ焼きにするんですよね。痩せないとまじで早死にしそうなレベルなのでここしばらくは作ってませんが、私も塩こしょうよりもほんのりあまいリンゴソースのほうが好きです。
そのうち痩せたら書きます!待っててください。
Yuさん、おひさしぶりです。タコ飯で検索してたら、こちらにお邪魔しました!里芋入りっていいアイディアですね!早速作ってみます。再度メニューもおいしそう!!