炊き込みカレー、ビリヤニ

鶏を丸ごと一羽手に入れたなら、骨まで全部無駄にしないでいただきたい。しかし鶏がらでダシを取っても、鍋やスープにするのはもうすこし寒くなるのを待ちたいような。。。。
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そんな時には肉もスープも余すところ無く堪能できる炊き込みカレーがピッタリすぎる!

更新に時間がかかってしまいましたが、鶏を絞めて&丸ごとおろして食べちゃう鶏天国(いやそういう意味じゃなくて)レシピの最後の一品です。

インド系レストランに行くとビリヤニという炊き込みカレーがあるけど、ほんとはビリヤニは湯炊き(たっぷりのお湯で米をゆでこぼしてから炊く方法)するものらしいです。今回は鶏のスープを使いたかったのでゆでこぼさず、スープで炊き込んでしまうのでパチモンといえばパチモンです。でもおいしいから。

まずはスープを取ろう!

丸ごとの鶏をおろしたので骨も丸ごと一体分使います。
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手前の塊がホネです。

くわしいレシピは過去レシピ・鶏がらスープを未読の方はどうぞ。普段は丸鶏の骨でなくても、腿肉の骨とかでおいしくできます。アメリカってたいてい腿肉が骨付きだから骨には不足しませんよね(不足しないとかホネはずすのめんどくせえという声も)。

こちらは首の骨。けっこう長いものなのね。
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包丁でよく叩かないといいダシがでないらしい。

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今回はたまねぎと粒こしょうを入れてみました。和食や中華に使うならネギやしょうがを入れて炊くといいです。
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これを一度お湯を回しかけて湯引きしてからことこと炊いてー・・・

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アツアツのうちに漉すとこんなキレイでおいしい鶏がらスープのできあがり!

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っぷりできるので使いでがありますね!使いきれない分は小分けして冷蔵・冷凍。

いよいよカレー飯炊くぞ!

今回、私は丸鶏の残り(ドラムスティック、レバー、ハツ)に加えて、ちょっと肉が足りなそうだったので腿肉を1パック(4本)買い足して作りました。普段ならドラムスティックや腿肉を適当な量使うと作りやすいと思います。

材料
米 3合
たまねぎ 1個
にんにく 2カケ
しょうが みじん切りにしておおさじ1-2
ギーもしくはバター、サラダ油 おおさじ2
鶏肉(ドラムスティックや腿肉など骨のついた部分) 700-800グラムくらい
レモン 1/2個
ヨーグルト おおさじ山盛り3
カレー粉 おおさじ2
レッドペッパー 好みでこさじ1/2から3くらい
スープ 650cc
塩、こしょう 
クローブ 6,7粒
カルダモン 5-6粒
シナモン 1/2本
クミン こさじ1
粒こしょう 10粒
レーズン 80gくらい
スライスアーモンド 適量。なくてもいいです。

カレー粉はターメリック、ペッパー、クミン、コリアンダー、オールスパイス、こしょうなど好みで調合してもいいし、市販のものでもまったくオッケです。スパイスの量は参考程度のご覧になって、辛さや香りの好みで増減してください。

米をたくときの水加減は体積で米の1.2倍くらいが目安です。

作り方

1)まずは肉をヨーグルトとカレー粉に漬けます。

ドラムスティックはそのままで、鶏腿肉は骨をつけたままざっくりとふたつか三つくらいに切り、塩こしょうとレモン1/2個分のレモン汁をかけて軽く揉んでおきます。ボウルにヨーグルトとカレー粉を混ぜ、そこにレモンまみれの鶏肉を加えてよく混ぜます。
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このまま15分くらい置いておきます。一晩漬けちゃうのもよし。

2)たまねぎ、しょうが、にんにくをみじん切りにします。レバーやハツは普段ならわざわざ買うこともないのですが、今回は各1個ずつあるのでこれもみじん切りにしておきます。

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しかしこれ、砂肝らしいけどほんとにこんな色のものなんだろうか。

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・・・・・・・・。

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まあいい!これも細かく刻んで使います!ネットで調べたら皮をむいて使うものらしいけど、いくら画像検索してもこんな色のものは見つからなかったのが一抹の不安として残りますがまあいいとしよう!

3)続いて鶏肉を焼きます。ストウブやルクルーゼみたいなそのままご飯を炊ける鍋ならいきなりそれを使います。炊飯器で炊くならフライパンを使います。土鍋で炊くとおいしいだろうけどカレーの匂いが鍋に残りそうですね。

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 強火で熱したところに軽く油を引き、表面を香ばしく焼き付ける感じで鶏肉を焼きます。ここで火を通す必要はありません。表面だけ焼ければオッケ。焼けた順番に鍋から鶏肉を取り出します。鍋で焼くのではなくグリルで焼いてもよし。タンドリー風でステキですね。

4)鶏肉をすべて取り出したら、その鍋にさらに油を加え中火にし、クローブ、カルダモン、粒こしょう、クミン、シナモンをいためて香りを出します。スパイスの香りが立ってきたらみじん切りのたまねぎ、しょうが、にんにくを入れて炒めます。

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内臓系を使うときは、細かく刻んだものをこの時点で入れて炒めます。

5)そして米を投入。
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私は米も研がずにそのまま入れちゃいます。日本の米より長粒米のほうが適しているかと思います。インド米のバシミティとか理想的です。

6)米に油がなじんできたようなら鶏肉を鍋に入れて軽く混ぜ、スープを加えます。

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炊飯器で炊く場合はここで炊飯器の釜にすべての内容を移してください。米は3合ですが鶏がたくさんなので5合炊きの大きさの炊飯器でないと厳しいと思います。

7)味見をして塩、レッドペッパーなどで塩味と辛さを整え、蓋をして炊きます!炊飯器を使うなら簡単ですね。

鍋で炊く場合、最初チョロチョロとか赤子がどうこうとかは忘れていいかと。はじめは強火で、蓋から湯気が出てきたのが見えてきたら弱火に落とすとうまいこと炊けると思います。3合の米なら弱火に落としてから15-20分くらいで炊けると思いますが、つまんで食べてみて芯が残っていたらもう少し炊いてください。芯がなくなったらもう一度蓋をして強火にしてゆっくり10数えてから火を止め、10分くらい蒸らします。

炊き込みご飯は途中で蓋をあけても問題ないと辰巳芳子先生も言っておられるので、心配なときは途中で蓋を開けて見ても大丈夫です。でも最初に強火にしている間と、最後に蓋をして強火にして蒸らす間は蓋を開けずに。

8)しばらく前からいい匂いでうずうずしていることでしょう。さあ開けてみますよ!

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ウヒーーーーー!鍋の蓋をとって炊き込みご飯のできあがりを見るときの幸福感、何にたとえられようか。

これは好みで割愛してもいいのですが、私はここでレーズンを加えて全体をざっくりと混ぜます。レーズンの甘さのアクセントで、全体の塩味と辛さがさらに引き立ちます。

それではいただきまーす!!!好みでスライスアーモンドをふりかけ歯ごたえをプラスしましょう!

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このご飯、鶏味すごい。骨付き鶏のうまみもすごい。カレーのスパイス群の香りももうすんごい。。。おかずとかなくてもこれだけで大満足のご馳走!ほんとおいしい!!

骨付き肉を炊き込むレシピなので鶏のスープがなくてもおいしくできると思います。長々書いていますがやってみるととても簡単で、料理中からして至福の香りが楽しめるほんとにおすすめのお料理です。辛さは調節できるので、子供にもおいしく食べてもらえるように作れます。ぜひお試しください!

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