オニオンタルト

先日旅行してきたアルザス地方ではたくさん特色のある郷土料理を見てきましたが、なかでも特におすすめなのがオニオンタルトです。ボジョレー解禁を目前に、タイミングを計って掲載します。

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なんか写真の色味が黄色っぽいけどこれ上からの照明のせいなのかしら。。。いまいちおいしそうに見えないけどほんとはおいしいです。

材料(23x30cmくらいの角型一枚分)
ベーコン 150g 
玉ねぎ 大2個
卵 L玉3個 (M玉なら4個)
牛乳 300cc
サワークリーム 100g
ピザ用チーズ 150g程度
塩、こしょう
ナツメグ 少々

さくさくパイ生地 1枚

アルザスにはオニオンタルトに並ぶ人気のキッシュ系お料理にキッシュ・ロレーヌというのがあります。これもとてもおいしいのですが、キッシュロレーヌはグリュイエールチーズとベーコンを贅沢に使うのが特徴で、うまみもたっぷりなのですが重くもあり、しかもゴーダとかチェダーとかではなくグリュイエールを使わなくてはキッシュ・ロレーヌとは呼べず、さらに玉ねぎとか余計なものを入れたりするととたんに「キッシュ・ロレーヌ?これオニオンタルトじゃん」とか言われてしまうとか。。。
作るときに融通がきく点でも、食べたときのおいしさにしても私はオニオンタルトのほうが家庭料理には好ましいように思い、このレシピをあげることにしました。

作り方

1) 過去レシピさくさくパイ生地をご参考の上、焼き型にパイ生地を敷いておきます。パイ生地を手作りするのが面倒でしたら市販の冷凍パイシートなどを使ってください。

2) ベーコンを細切りにし、フライパンで強めの弱火程度の火加減で炒めます。

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カリッとするほど焼かなくてもオッケ。油を出すようにゆっくり炒めます。

3) 玉ねぎを薄切りにします。私は溶けやすく柔らかく甘みの強いvidaliaという玉ねぎが好きです。

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皮むいたときに青い玉ねぎだとガッカリしますね。

普通、玉ねぎの薄切りって繊維に添って切るものだけど、私はオニオンタルトやオニオンスープのに使うときには繊維を断つように輪切りの方向に切ります。このときオケツに芯を残しておいてから輪切りにすると、ばらばらにならず最後まで切りやすいです。
この切り方だと溶けやすくやわらかな食感に出来上がるし、食べるときにスプーンやフォークから繊維がダラリとぶらさがらなくていいですよ。

4) さてベーコンから油が充分出ているところで火を中火に上げ、玉ねぎを入れ、ふたつまみほど塩を振って炒めます。
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玉ねぎの量が多くて鍋からあふれそうだけど大丈夫大丈夫。

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しばらく炒めていればしんなりしてカサが減ってきます。全体がぺったりした質感になり、充分甘みがでたらそれでよし。あめ色になるまで炒めるとかの必要ないです。火を止め、室温程度まで冷ましておきます。

5) 大きめのボールに牛乳、サワークリーム、卵を入れてよく混ぜ、そこにチーズを混ぜ込みます。
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今回、私はゴーダチーズを荒めにおろして使いました。チェダー、モンテレージャック、スイス、エメンタールなど、あまりクセの強くないセミハードチーズならなんでもおいしくできると思います。もちろんグリュイエールもおいしいけど高いんだよなー。

6) 冷ましておいた炒め玉ねぎを5)のボールに混ぜます。
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最後にナツメグを入れてよく混ぜ、味見をして塩こしょうで味を整えます。

7) オーブンを170度(華氏340度)に温めます。

8) パイ生地を焼き型に敷き詰めてーー・・・

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私はパイ生地だけ空焼きしたりはしませんが、もし下からの火が弱いオーブンなら、最初に8分ほど空焼きしておいた方がいいでしょう。パイ生地がグッショリぬれてメッチャリと中身の具と混ざってしまうのを防ぎます。

9)それではパイ生地に6)のフィリングを流し込みます。

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平らにならしてからオーブンに入れ、40-50分ほど焼きます。

さあ出来上がりました。
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自分で言うのもアレですが美しい。うまいこと出来上がったお料理見るときの満足感、何にたとえられよう。

このタルトはフィリングに小麦粉などの粉類を使わず、卵の固化力だけで固めるのでとろけるような柔らかさが魅力です。玉ねぎの甘さとうまみ、ベーコンとチーズの塩気と脂質が卵とサワークリームのやわらかフィリングでやさしげにまとまっており、おそらく誰にも嫌われないお料理だと思います。

立食の飲み会用に小さく切り分けて手づかみで食べることももちろん可能ですが、できればアツアツの柔らかいところを皿に盛っておいしいワインと一緒に落ち着いていただきたい。アルザスのリースリングやゲヴュルツトラミネールなどの香りのいい白ワインや、ピノノワなどの軽い赤ワインにとてもよく合います。来週木曜(11月21日)はボジョレーヌーボーの解禁日ですが、このタルトはぴったりでしょう。

タルトやキッシュって、生地を粉から手作りするから難しそう・・・と思って試したことのない人が多いそうですが、やってみればとても簡単でおいしく、材料も都合に合わせて割りと柔軟に使えるのでむしろお料理初心者さんに積極的におすすめしたいです。持ち運びも温め返しもしやすい便利さなので、人を招いたときにも招かれたときにも使いやすいし。一度パイ生地を作るのに手馴れてしまえばとても重宝するのでぜひお試しください。

過去レシピから類似レシピも一緒にどうぞ
キノコのキッシュ
ほうれんそうのキッシュ

☆NYのみなさまに質問☆
私は日々のお料理も好きですが焼き菓子を焼くのも大好きなので、今年の春からtake a piece!と銘打ってチャリティーベーキング活動をしておりました。私がお菓子を作ってお渡しする→ 私はお代をいただきませんが、その代わりお志をユニセフなどの慈善団体を受取人にしてチェックを送る→ 同じようにお金を使ってお菓子を食べるにしてもチャリティー支援もできてハッピー!というコンセプトです。
take a piece!
take a piece! facebook

そこでちょっと質問なのですが、これからサンクスギビング、クリスマスとホリデーシーズンに突入する時期、クッキーの詰め合わせやシュトレン、ヘキセンハウスなどのお菓子をtake a piece! でお配りしたらご要望の方はいらっしゃるでしょうか。私はやりたい気持ちマンマンなのですが、やりますよー!といって準備してから誰も頼んでくれなかったらガッカリなのでちょっと事前に調べておこうと思いす。良ければこちらの質問フォームにお答えください。質問などはコメント欄におねがいします。

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オニオンタルト」への4件のフィードバック

  1. はじめまして。キッシュのレシピを探してたどり着きました。
    が、先にこちらのタルトに惹かれて作ってみたら。。。「すんごいうんまい!!!(^~^)」アツアツをあっという間にペロリ。(長方形タルト型のを!)
    リピ決定です♪(まだ修行が必要ですが)
    他にも作ってみたいツボどんぴしゃレシピがいろいろ。
    クラムチャウダーとかポテトグラタンとかヨークシャープディングとかオランデーヌとか!
    これからもちょくちょくお邪魔しますね。
    そして、事後承諾で申し訳ないのですが、ブログにこちらのリンクを貼らせていただきました。
    問題がある場合はお知らせください。
    (ホントはもっといろいろ書いたのに消えちゃっての再投稿でした。)

    • はじめまして、コメント&レシピお試しありがとうございます。
      リンクとブログのご紹介もありがとうございます。
      作ってみた、おいしかったというお声が一番うれしいです。

  2. 美味しかったですよぅ、焼いている間、美味しそうなにおいが部屋中にたちこめて期待感ワクワク。
    ただ悲しいことに、やはりわが家の電気オーブンでは下火が弱いようで、空焼きもして温度も上げめで焼いたのですがサクサク感がいまひとつでした。ここはなんとかうまく焼けるようなコツをつかみます!

    • 承認遅れてスミマセン、レシピお試しありがとうございます。あーオーブンの癖ってありますよね、うちのは下火のガスオーブンなのでキッシュとかパイとかには下焼きしないでもうまいこと焼けますが、上火の電気オーブンならはじめにタルト生地だけ下焼きしたほうがいいかもしれません、後で加筆してみます。ご報告ありがとうございます。

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