鴨肉ってあんまり使わない素材だけど、胸肉くらいならカンタンに作れちゃうしおいしいわよー!
以前に鴨胸肉のオレンジソースのレシピを公開していますが、それとほぼ同じ手順で作ります。ソースだけチョッピリ違います。
材料 2-3人分
鴨胸肉 一枚
ドライプルーン 6-8個くらい
赤ワイン 150cc
しょうがの絞り汁 小さじ1/2くらい
はちみつ おおさじ1.5
しょうゆ おおさじ1
塩、こしょう
作り方
1)赤ワイン、しょうが汁、はちみつ、しょうゆをよく混ぜてはちみつを溶かします。
フレンチのレシピとかでも最近は鴨のソースにしょうゆ使う人多いみたい。ほんとしょうゆ万能。
2) ドライプルーンをざっくりとしたみじん切りにし、1)に混ぜます。
プラムは種抜きドライプラムを使いました。このまま食べてもうまい。
3)鴨胸肉に乗っている厚い脂肪に切り目を入れます。肉に届くほど深いとダメだけど、あまり浅くてもダメです。
4)肉を1)のワインに漬けて一晩おきます。夜漬けて、朝にいっぺんひっくり返して両面漬かるようにしてその晩に焼くとベストかと。
5)焼くしばらく前に冷蔵庫から出して肉を室温にしておき、からんでいるプラムをほろい落としながら漬け汁から取り出します。漬け汁は後でソースにするので捨てないで。
キッチンペーパーなどで表面の水分を押さえ、中火で熱したフライパンで焼きましょう。
皮目から焼きます。油がたくさん染み出てくるので、フライパンに油を引いたりする必要はないです。
鴨胸肉って出来上がった写真見ても「うっわー脂肪厚ー」とつい思ってしまいますが、焼いてる間にけっこう油は流れ出ているので、見た感じほど脂っこくも重くもないと思います。決して食べ応えが軽いわけじゃないけど、普通は薄くスライスして給仕するから一人分で胸肉の1/3から1/2くらいの量だし、まあおいしく食べられる範疇かと。
6)出てきた油をスプーンでかけつつ、目標の焼き具合の7割がた焼けたところでひっくり返し、焼き目を付けるくらいの気分でもう片面も1分ほど焼きます。
鴨肉はあまり火を通しすぎてはいけない。肉は濃いピンク色でシットリしてるくらいのミディアム以上に焼かないことを信条としたい。
7) 最後にもう一度ひっくり返して皮目を焼き、皮を上にして二重にしたアルミホイルに包んで保温します。
8)その間にソースを作っちゃいましょう!鴨を焼いたフライパンの油を捨てたら、5)で取っておいた漬け汁を、プラムもすべて投入します。
中火にかけて煮詰めます。
4,5分も火にかけるとプラムがいい塩梅にくずれてソースのとろみになるはず!プラムが煮崩れる前に煮詰まってしまいそうなら分量外になりますが適宜赤ワインを足してみてください。ちょうどよいとろみになったら味見して、塩こしょう、必要なら砂糖としょうゆを少し加えて味を整えます。
9)さあ鴨を切りますよ!
なにこのシットリジューシーやわらかな焼き加減!
10)メキャベツのスープ煮やじゃがいもを付け合せにしていただきましょう。
鴨肉って臭いを嫌う人がいるけど、しょうがをチョッピリ利かせた赤ワインの濃いソースのせいか全然気にならないできあがりだと思う。鴨はやっぱりりんごとかオレンジとかのフルーツ系のソースが合うけど、プラムもなかなか。いやなかなか。
作り方手順の7)までやっておいて、オーブンの保温機能(もしくはストーブの上の湯沸しのフタとか、ラジエーターの上とかにおいて置いたりとか)などを使って保温して待たせておけるので、ステーキみたいに作ってすぐ食べなきゃいけない料理よりはゆっくりできるのも便利です。保温しておくとミディアムレアよりは火が入ってしまうけど、ミディアムでたべるんなら理想的だと思います。でも何時間も保温しておくとかはできないかと。やっぱ30-40分くらいの話じゃないかな。
肉食ドテラの一番のお気に入りの料理で、誕生日ディナーのリクエストでした。みなさまもぜひどうぞ。
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今週末、作ってみようと思います:)
ソースを作るとき、フライパンの油を捨てるということですが、完全に拭き取ってしまわなくても大丈夫ですか?
コメント&ご質問ありがとうございます。
ふき取らなくても大丈夫です。鴨の油はさすがに大量すぎるので捨ててしまいますが、本当は油にも鍋肌にも鴨のおいしい味が残っているのでふき取らずにそのままソースを作ってください。
もしよければ油は捨てずに小さな器に入れておくと冷えて固まってダックファットとして他のお料理に使えます。じゃがいもローストやチャーハン、炒めのもなんかにオイルやバターの代わりに使うとおいしいですよー。