実はトルティーヤ(tortilla)と言うと、メキシコなど南米の各国でよく食べるとうもろこしや小麦粉で作った薄焼きパン(タコスとかに使う丸いアレ)と、スペインで人気のじゃがいもが入った卵料理とのふたつあるんですよ。どちらもスペイン語だからつづりも同じなんだけど、じゃがいもオムレツのトルティーヤのレシピをどうぞー。
地味なようでいてけっこうオイシイ。アレコレいじらずシンプルな材料で作るのが一番だと思います。
材料
ゆでじゃがいも 大2個(新じゃがなど小型のものなら4-6個程度)
たまねぎ 1/2個
にんにく 1/2 かけ
サラダ油もしくはオリーブオイル おおさじ2くらい
卵 大4-6個
塩、こしょう
材料の量は適当でかまいません。食べ残りのゆでじゃがいもの量を基本に、それがまとまるくらいの量の卵を使ってください。作りなれなくてうまく卵をまとまりに焼けるか不安な方は、じゃがいもに対して卵を多めに使うと作りやすいと思います。
1)にんにくはみじん切り、たまねぎを荒めのみじん切りにし、軽く塩こしょうして油おおさじ1で炒めておきます。
軽くにんにくの香りがするとステキだけど、面倒だったら割愛して無問題。
2)じゃがいもを4-5ミリ程度の薄切りにします。
ベビーポテトを使ったので今回は皮をむかずにそのまま切っちゃいましたが、普通のじゃがいもならやっぱり皮はむいたほうがいいと思います。
前日の残りを冷蔵庫に入れておいた、冷たくなって少し乾燥したくらいじゃがいもだとくずれにくく焦げ付きにくく作りやすいみたい。
3)卵をボウルに割りいれて、ときほぐします。
オーガニックの卵が2ダースで5ドルだったのを買ってしまって、卵はたくさんあるのよ。軽く塩こしょうしてよく混ぜます。
4)3)のボウルに1)の炒めたまねぎと2)の薄切りじゃがいもを投入。かるくなじませるように混ぜておきましょう。
5)18センチくらいの小型フライパンに中火で油を熱し、4)の中身を一息に流しいれます!
底が焦げ付いてしまわないように、フライパンをゆすりつつ箸で大きくかき混ぜます。
じゃがいもなどの具を引っ掻き回すのではなく、箸をフライパンの底から放さずに大きく弧を描くように動かします。そう、フィギュアスケートの演技のように優雅に!そして真央ちゃんガンバレ!
6)全体がひとかたまりになりましたかー?
表面は生っぽくてもこのくらいになればオッケ。
7)それではフライパンと同じくらいの大きさのお皿を用意してー
そしたらお皿をフライパンにかぶせて、左手にお皿、右手にフライパンを持ってー。。。さあいいですか、いきますよ?
パカッとひっくり返してフライパンの中身を左手のお皿の上に移動!
はいよっと!
そしてそのお皿の上のオムレツを、皿から滑らせるようにしてフライパンに戻します。
ふぅ。ひっくり返し終了。
8)後はフライパンにフタをして火を弱めて、生っぽいところがなくなって全体がカッチリと焼き固まるまで焼けばオッケ!
できあがりー!
ショートケーキ型に切り分けて食べるのですが、出来立ては柔らかいので少し冷めてからのほうが切りやすいよ。
おろしにんにくを入れてオリーブオイルで作ったマヨネーズ(アイオリソース)を添えて食べるのが伝統的だそうですが、まあフツーのマヨでも、塩こしょうのみでもそれなりにおいしいです。ご飯のおかずと言うよりはタパスの一種なので、軽食もしくはワインのつまみ的な一品です。リオハでも飲みつつつまんでください。
卵液に小麦粉を入れるとか牛乳を入れるとかのレシピもあるけど、シンプルに卵のみで作るのが卵そのものの味がして一番おいしいと思います。たまごのふくよかさとじゃがいものほんのりした甘みを味わうのが本領かと。焼き加減とひっくり返しだけちょっとコツが要りますが、もともと卵料理って単純だけど難しいし、手軽な材料で作れるものなのでぜひ挑戦してみてください。オイシイですから。
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「スペインのじゃがいもオムレツ・トルティーヤ」への1件のフィードバック