チキンのクランベリーソース

日本人がアメリカに来てすぐの場合、やはり味覚が日本での食べ物に慣れているのでこちらの料理を食べても正直うまいんだかまずいんだかも判断もできないことがあります。

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「はっきりマズイと断定もできないのだがうまいとは言いがたい・・・とか思ってたけど食べなれるとおいしいじゃん!」今日のチキンはそんな感じです。

まじか?と思うような味付けinアメリカ

アメリカにはダイナーという、主に朝食を一日中食べられるレストラン(何を言ってんだかわからねーと思うでしょうが本当です)があるのですが、ダイナーでのパンケーキやワッフルにはたいていベーコンかソーセージをオプションでつけられるようになっています。何を言っているのかわからねーと再度お思いでしょうが、パンケーキやワッフルに塩味と脂質がコッテリの焼きベーコンかソーセージがついてきて、そいつをシロップをかけながら食べるのです。

「ベーコンに砂糖かけて食べるとか頭おかしい」とたいていの日本人ならゲッソリしてしまうのですが、こんなのを食べて「アラなかなか」と思えるようになったらおしまいアメリカ食文化をいくぶん理解受容したと言えましょう。私はカナダを旅行して農家経営のB and B (Bed and Breakfast。一種のホテルだけど、ほんとに寝て朝飯をたべるだけのサービスしかない)で超新鮮な自家製牛乳と卵で作ったパンケーキに自家製の焼きハムを添え、さらに自家製メープルシロップをタップリかけた朝食をいただいたときに開眼しました。雰囲気に呑まれるタイプです。

そしてベーコン&シロップに並ぶ日本人への関門に、サンクスギビングのターキー&クランベリーソースがあります。鶏肉の劣化版と断言する人もいるほどのそっけないターキーに、スッパさが際立ちすぎているクランベリーのソースはなにか突拍子もない組み合わせみたいな印象を持ちがちですが、アメリカの食文化に慣れてみるとさわやかなソースがモソモソしがちな肉質とうまいこと会っているような気になってきます。今週はハロウィーン、そして来月にはサンクスギビングです。練習のつもりで鶏肉にクランベリーソースで食べてみま戦火?

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ビタミンや抗酸化物質がものすごく豊富で、コレステロールを下げたり美肌にしてくれたり尿路血栓症を予防したりといろいろすごいというクランベリーです。マフィンなんかの焼き菓子ににちょっぴり使うだけなのはもったいないですね。

材料(4人分)
鶏腿肉(骨無し、皮付き) 8個
クランベリー 1袋(12oz, 340g)
砂糖 おおさじやまもり3-5くらい
白ワイン おおさじ3
ウイスキー、できればバーボン おおさじ4
ピーカン 30-40g
塩、こしょう

作り方

まずクランベリーソースを作ります。

1)クランベリーを水で洗い、細かなごみや虫の食った実などを取り除きます。ピーカンはトースターで1分ほど乾煎りし、ざっくりと包丁で刻んでおきます。

2)洗って水を切ったクランベリーを鍋に入れ、砂糖をおおさじにかるく山盛り3杯ほど、塩をふたつまみほど入れて中火にかけます。

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砂糖が多いとお思いかも知れませんが、一般的なクランベリーソースはクランベリー一袋に砂糖1カップ、オレンジジュース1カップを煮て作ります。信じられねーとお思いでしょうがほんとにそんな感じですので、私のレシピだとアメリカの人は「甘くない&スッパすぎてno…」という感じです。ターキーに使うには酸味が強すぎだと思いますが、皮付きの鶏腿肉のように肉の味がけっこうあって脂肪も乗っている肉ならこのくらいで十分おいしいと思います。

弱めの中火でかき混ぜながら煮ると、水分を加えていなくても焦げたりせずにうまく煮崩れてクランベリーの実から水分が出てくると思います。もし焦げ付いてきそうだったら水を少々足してみてください。実が煮崩れて全体がソース状になったら味見をして、すっぱすぎると思ったら砂糖を足すなどして味を整えてください。塩はこの段階では足しすぎるとわけのわからない味になります。塩味よりも甘みを感じるように味付けします。

3)鶏腿肉に軽く塩こしょうし、フライパンを熱して皮を下にして鶏肉を焼きます。

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皮目がきれいに焼けたらひっくり返し、フライパンにフタをして火を通します。鶏肉は塩こしょうで焼くだけです。

4)鶏肉に火が通ったらフライパンから取り出し、鍋中の油を軽くキッチンペーパーで吸い取ってから再度中火にかけます。白ワインを回し入れてヘラで鍋肌をこすり、フライパンに残っている鶏の風味を白ワインに取り込みます。地味な作業ですがけっこうできあがりが違ってきます。

5)このフライパンに2)のクランベリーをすべて入れます。

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手早く混ぜ合わせます。

6)ここに刻んだピーカンを加えます。

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ざっと混ぜ、バーボンを加えて混ぜます。クランベリー&ピーカン&バーボンで否応無しなほどアメリカーン!バーボンのアルコールが飛んだら鶏が冷めないうちに食べましょう!

ソースは器に入れてテーブルに出し、各自好きなだけ使うようにしたほうが食べやすいかな。

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今日の献立はキヌアのスープ炊き、アルグラのサラダにチキンのクランベリーソース。

上記にもすでにありますが、ターキーよりも肉の味が濃い鶏腿肉なら酸味の強いクランベリーソースも合いやすいと思います。たぶん鴨とかにもおいしいんじゃないかな。「肉は塩かしょうゆで食べるのが一番うまい」という人の味覚にはあわないと思いますが、ラム肉や鴨肉にフルーツ系のソースをかけたものや、ハワイ風に豚肉にパイナップルをあわせて料理したものなどがお好きな人ならおいしいと思えるレシピだと思います。よければお試しください。

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チキンのクランベリーソース」への2件のフィードバック

  1. 「はっきりマズイと断定もできないのだがうまいとは言いがたい・・・とか思ってたけど食べなれるとおいしいじゃん!」そうそう、まさにコレです!
    クランベリーソースってこうやって作るんですね。

    • コメントありがとうございます。
      たぶんこの作り方はかなり異質だと思います。砂糖を控えめに使いたかったので鶏肉の味を取り込もうとしてみましたが、普通クランベリーソースって他の素材と独立させて作るので、クランベリー:砂糖:オレンジジュースを2:1:1くらいの比で煮るだけです。基本的に甘いものだと思います。

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