日本ではサラダは主菜のつけ合わせ的ポジションであることが多いのですが、アメリカではたっぷりのサラダひとつで充分な一食にすることができます。おいしいだけでなく目にも美しく、食べてヘルシーなサラダをご紹介します。
アメリカを代表するサラダとしてシーザーサラダと覇権を争うコブサラダです。
サラダを食事に
冒頭にも書きましたが、アメリカではサラダだけで一食をまかなってしまうことがあるのですが、こうなると日本でよくある添え物みたいなサラダとはまったく別物で、葉野菜だけでなく食べ応えのある野菜、たんぱく質(肉、魚、卵、チーズなど)を充分な量使ったものになります。アメリカでダイエットというと食事だけでなくワークアウトの重要性が日本よりも高く、そのため低脂肪よりも低糖質高タンパクを念頭におくことが多いのも一因だと思います。
これまでも昼食はサラダ一品で済ますことが多かったのですが、過去に書いてきたたっぷり系サラダのレシピをいくつか載せておきますね。
ギリシャ風サラダ
きゅうりとひよこ豆のサラダ
ローストビーフの和風サラダ
タイ風チキンサラダ
コブサラダってなーに?
ボリュームのある食事サラダといえば真っ先に思い浮かぶのがコブサラダだと思います。
アメリカで開発されたレシピで、レタス、トマト、鶏肉、ゆで卵、アボカド、青チーズ、カリカリベーコンなどをザクザク刻んでドレッシングでワサッと混ぜ合わせた大雑把なサラダです。いかにもアメリカっぽいですね。
材料が多種類に渡り、好みでなにを入れるにも特に制限はありませんが、基本的には Egg, Avocado, Tomato, Chicken, Onion, Bacon, Blue cheeseが定番で、それらを覚えておくのに頭文字を並べてEAT COBBと言ったりするそうな。あとはオリーブ、クレソン、エンダイブ、ビーツなどがよく使われます。
ドレッシングもワインビネガーベースのさっぱりしたものや、サウザンアイランドやランチのようなクリーミー系などが使われるようで特に決まりはありません。なので気軽に好きな野菜を何種類も用意して思ったままドッサリと作って好きなドレッシングをかけて召し上がってください。必ずおいしくできますから。
さて作りますよ。
1) まずはカリカリベーコンを作りましょう。
ベーコンを適当な細切りにして油を引かないフライパンに入れて弱火にかけます。
ベーコンは厚切りが好ましい。「サラダとか一見ヘルシーに見えてベーコンかよこれだからアメリカは・・・」とか言うんじゃないよ、今油出すから。
しばらく気長に弱火にかけているとベーコンから油がにじみ出てきます。
そのまま弱火で、たまにかき混ぜながらしばらく待ちます。
自らが出した大量の油で揚げられ段々とやせ細っていくベーコンども・・・・おまえらの屍はけして無駄にしない。油は断腸の思いで捨てるぞ!(特に健康とかダイエットとか気にしてないならこのベーコンファットを取っておいてチャーハンとかに使うとネギしか入ってない素チャーハンでもかなりおいしくできてやばいよ)。
2) ベーコンがカリッとしたら紙タオルに広げて油を吸わせつつ冷まします。
こうなってしまうとベーコンが縮んで少量になるし、油もかなり捨てることになるので最初に多すぎるかなと思うくらいの量を使ってもいいと思います。
カリカリになったベーコンは容器に入れて冷蔵庫で保存すると1週間は余裕です。多めに作って別の料理にも利用するといいでしょう。
3)鶏胸肉をゆでる・蒸す・グリルするなどの方法で火を通します。
私はジップロックを使って低温ゆでにするやり方で用意することが多いです。作り置きできるしおいしくできるし。
過去レシピ・ジップロックゆで鶏
すっかり冷めたらサイコロ型に切っておきます。
3) 卵を固ゆでにし、冷水にとって冷ましてから殻をむき、崩れすぎない大きさに刻みます。
4) レタス、トマト、アボカドなど使用する野菜をザクザクと食べやすい大きさに切ります。
まずは必須のレタス。
トマト、きゅうり、ゆでビーツ行きまーす。
ゆでたビーツが大好きです。健康&美容効果がすごく高い上に甘くておいしいの。
続いてアボカドー。
森のバターとはよく言ったものですよね。響きも美しいし、緑の姿もそこはかとなく表しているきれいなキャッチフレーズだと思います。私だったら樹上のアン肝とか言ってしまうところです。すでに変色してそう。
そしてブルーチーズを細かく崩します。
ネットリ系ゴルゴンゾーラなどよりはポロポロ系ロックフォートのほうが適しているでしょう。
そして皿に好きなように盛りましょう!
歯ごたえも風味も強いアクセントとなるベーコンとチーズは、最後にバランスを見ながら適量を使いましょう。多すぎるとうるさいし、少なすぎると物足りない。
さあできました!
色彩が豊かできれい。食べる前にすでにかなりな充足感。
好みのドレッシングをたっぷりかけていただきましょう!
鶏肉で低脂肪のたんぱく質が摂取できるし腹持ちもよく、歯ごたえや風味のさまざまな野菜がおもしろく、ベーコンやチーズと言ったコックリした食材がおいしいアクセントになっています。大雑把な料理みたいで完成度がけっこう高い、アメリカらしいよくできたレシピだと思います。
私はきれいな写真を撮りたかったので平たい皿に食材を並べて盛り付けましたが、家庭で食べるなら深さのあるサラダボウルに作ったほうが食べやすいでしょう。
気取らず気軽に食べて欲しいおすすめサラダです。
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ゆうさんはじめまして。ハワイで食べたコブサラダが美味しかったのですが、なかなか再現できず、このブログで見つけました。いろいろ見せていただき、作りたいレシピがいっぱいです。これからたのしませていただきます。