11月末のサンクスギビングからクリスマスにかけてごちそう続きのアメリカ在住の日本人よ、現地人はここで祭のあとの落ち着きを取り戻すが私たちはまだ戦える・・・・これが本当の終わりの始まりだ・・・・!!
そう、おせち。やっぱりちょっとくらいは食べたくなりますよね。海外在住で材料が手に入りにくい方にも、日本にお住まいで手軽な材料で作りたい方にもおすすめの鮭を使った昆布巻きのレシピです。
本来はニシンを使うものですが、生鮭を使って手軽で短時間に作ります。個人的にはニシンより鮭のほうがおいしく出来ると思います。旧ブログの記事を一部書き直して再掲載します。
材料
昆布(出来れば早煮昆布)
生シャケ
かんぴょう
酒
砂糖
しょうゆ
材料の量は作り方の中で説明しながらご紹介します。
1) 昆布は水に浸けて柔らかくします。
ダシは煮しめや年越しそば、雑煮の汁にもたっぷり使うし、ダシパックや干ししいたけと一緒にしちゃえ。
2) かんぴょうは軽く洗ってから塩もみして、塩を流してから水に5分ほど浸けておきます。
これだけは日系スーパーに行かなくては手に入らないですよね。いろいろ試行錯誤しましたがかんぴょうを使うことの代替になるよいアイディアは浮かびませんでした。
ご参考までにこれまでの試行錯誤は・・・・
楊枝で留めて煮る → 結果:楊枝では支えきれず広がってドバーン
煮切れしにくそうな青物で結ぶ → 結果:切れて広がってドバーン
ヤケになってタコ糸で結ぶ → 結果:成功!ほどけなかったョ♪ でも昆布が締め付けられてひどく不憫&めでたい正月には非常に不適なみったくなさでした。
もう少しで紅白もしくは金銀の細リボンで結びそうになったところで「もう降参しよう」との素直な自分の心の声が聞こえました。私は最後まで戦ったと街の人には伝えてください。
3)生シャケは厚めの切り身にし、縦に長く切って戻した昆布で巻いていきます。
どのくらい厚く巻くかもお好みと材料の量とかの都合で決めてください。
4) 昆布を巻いたら戻して水気を絞ったかんぴょうで結びます。
かんぴょうは切らずに長いまま結んでいった方が作業がラクです。長い昆布の巻物のちょうどいいあたりを数箇所結びます。
5) 浅くてすべての昆布巻きがピッタリのサイズのなべに、巻いたコンブをきっちりと並べます。私はほうろうの四角いバットに並べて、そのまま火にかけて煮ちゃいます。
全体が浸るくらいの水を入れ、その1-2割くらいの量の酒を入れて火にかけます。
ほうろうのバットは直火にかけて大丈夫と辰巳芳子先生がおっしゃっていたので大丈夫でしょう。ただ、薄手なので火の拡散が悪く、直接火に当たる中心部分が煮えすぎたりするので途中で昆布の位置を代えたりなどしたほうがいいと思います。
万一まんなかの昆布が煮えすぎて底にひっついちゃったりしたら焦っていじったりせず、コンロの上でバットをビミョーにずらして火のあたる部分をかえつつ煮上げてそのままさましたほうがいいと思います。冷めるとあんがい素直に底から取れたりします。
6) 紙ブタをして弱火で煮ます。キッチンのペーパータオルで大丈夫。
コトコトしないくらいの弱火で煮ましょう。
中身は硬いニシンでなく鮭なので火が通るのはすぐです。昆布が好みの柔らかさになるまで煮ましょう。途中、水分が足りなくなると思うので常にヒタヒタくらいの加減でいるように随時水を差してください。早煮昆布だと40分くらいかかりました。
7) 昆布が柔らかくなったら砂糖を加えます。薄味でアッサリ煮るのもこっくりと甘くしちゃうのも、ご家庭の好みで決めてください。砂糖を入れたら10分ほどそのまま煮て、最後にしょうゆをサラッとまわしかけて火を止めます。
昆布巻きは塩気よりも甘みの一品なので、しょうゆは控えめに使ったくらいがちょうどいいと思います。
このくらいの量を作るのに、私は今回砂糖をおおさじ2、しょうゆをおおさじ1.5くらい使いました。あっさりだけど甘口って感じでしょうか。
その後、紙ブタをしたまま室温でゆっくり冷まします。
冷めたらその上からラップをして冷蔵庫に入れます。バットで煮るとそのまま保存もできるところが便利ですね。食べる前にかんぴょうがまんなかになるように切っていただきましょう。
バリエーション
実は昨年、この昆布巻きに使う鮭やエビを買いに魚屋に行ったらとてもきれいな鯛子が売っていました。もしそんなものが手に入ったら、鮭の変わりに巻くとこれまたとてもおいしく出来ます。
いやー、海外でこういうものが手に入る地域は限られてるだろうなー。
おいしかった。
次回はおそらく今年最後のアップになります。
手に入りやすい手軽な食材で、手早く簡単に作れるおせちレシピを数点ざっくりとおすすめします。大掃除とかあれこれ忙しいけどお時間があったらのぞきに来てください。
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ターキーの記事から検索で辿り着いて、以来読ませていただいています。
鮭昆布巻き作ってみましたが、とても美味しかったです!
これからも、面白く勉強になるブログを楽しみにしています。
あと、自分も北海道出身なので、甘納豆お赤飯の記事も「そうそう〜」とうなづきながら読みました。
内地出身者には分かってもらえないんですよね、甘いお赤飯。
コメント&レシピお試しありがとうございます。
そうそう、甘納豆の赤飯、たまにすごく食べたくなります。
あと道外を内地と言うほかいどー民の親近感に新春初萌えでした。
またいらしてください♪
はじめまして、シュトーレンの検索からここにきましたが、まさかの函館。
正月、もしかしたら函館といばあの汁が・・・と思いましたがさすがに海外では無理ですね・・。
楽しそうなレシピがたくさんあるので、またお邪魔したいと思います!
なになに?どの汁?
くじら汁でございます♪シュトーレン挑戦してみます!