はしゃぎすぎな感じ満載でお届けした前回の記事、ロブスターの準備はご覧いただけましたでしょうか。「ちょっと引いた」と言うお声が続々届いていますがまったく気にしないし機会があったらまたやりたいです。
今日はロブスターロールのレシピ三種類をご紹介しまーす。
ロブスターロール
ロブスターロールはアメリカ発祥のサンドイッチで、ホットドッグのパンに溶かしバターやマヨネーズで和えたロブスターの肉をたっぷり挟んだシンプルなものです。厳密にはコネチカットが発祥だとか、ニューイングランドが元祖だとか、その発展はNYのロングアイランドだとか諸説あります。
レシピも地域やレストランでいろいろで検索するといくらでも出てきてしまいますが、大別すると1)溶かしバターベース、2)マヨネーズベース、そして3)ドレッシングベースの三種類になると思います。三種類とも作ってみたので、私のレシピはご参考までに流し読んで各ご家庭の好みで加減して作ってみてください。どうやってもドまずいことにはならないはずです。各レシピはロブスター一尾分の肉を前提にしています。
殻から身を取り出すやり方は前回の記事、ロブスターの準備をご覧ください。
バターソースのロブスターロール
1)まずにんにくひとかけとパセリをそれぞれ細かいみじん切りにしておきます。
2)バター大さじ2を小さな鍋に入れ、弱火にかけて溶かします。フツーのアメリカ人のレシピだとここでバター1/2カップとか余裕で使っちゃいます。もはや溶けた金色の海に浸るロブ肉です。そんなバター味なら鶏肉でもいいんじゃないのとか思っちゃうレベルですがどうなんでしょう。
3)火は弱火のままでみじん切りのにんにくを入れ、よい香りがしてきたら火を止めます。
4)一口大に切っておいたロブスターの肉に3)をまわしかけ、粗引きの黒こしょう、みじん切りのパセリ、レモン汁少々をかけてザックリと和えたらできあがる簡単さ。とてもシンプルですがおいしいのです。
必要なら塩をほんの少々使います。ロブスターのほのかな甘みが信条なので塩味が強くなり過ぎないように気をつけて。
マヨネーズベースのロブスターロール
あれこれいじらずマヨネーズだけをタップリ使って和えるのが王道なのですが、みじん切りの玉ねぎやセロリを混ぜたり、レモンや酢で和らげたりすることもよくあります。私はヨーグルトも少し使ってサッパリめにしてみました。
マヨネーズおおさじ2、無糖ヨーグルトおおさじ1、みじん切りの玉ねぎおおさじ1、マスタードこさじ1/2、レモン汁少々をボウルでよく混ぜます。
このボウルに一口大に切ったロブスターの肉を入れ、ざっと手早く和えたらできあがり。
ドレッシングベースのロブスターロール
これはロブスターロールというよりも、どちらかと言うとコジャレたレストランがサラダや冷たい前菜ににロブスターを使ったときによくある味付けです。パンにはさんでももちろんおいしく、ドテラは私が作った三種の中ではこちらを一番気に入ったそうです。
酢おおさじ1、レモン汁おおさじ1/2、はちみつこさじ1、マスタードこさじ1/2、オリーブオイルおおさじ3、パセリのみじん切りおおさじ1、玉ねぎのみじん切りおおさじ2-3くらいをボウルに入れてよく混ぜ、軽く塩こしょうして味を整えたらロブスターの肉を入れてさっと和えます。
少し洗練させてみたよ的な鼻持ちならなさもただよい気味でもありますが、サッパリしていて品もよく、ロブスターの肉を一番よく味わえるのはこれじゃないかな。
いただきまーす!
いずれの味付けでいただくにしても、あらかじめパンにはさんでしまうと水分でシンナリしてしまうのが残念なので、家庭で食べるなら味付けしたロブスターを皿に乗せてテーブルに出し、各自でパンに好きなだけはさんで食べるようにするのがいいかと思います。
実は今期すでにロブスターを夕食に使うのは二度目で、こちらの写真はドレッシングをパセリではなくディルで作ってみたものです。好みもあるでしょうけどディルよりパセリの方がおいしかったなー。
冷やした白ワイン、シンプルなドレッシングの葉野菜のサラダ、トマトと軽くトーストしたホットドッグブレッドと一緒にいただきまーす。手間でなければパンはトーストではなく蒸すのが本来のレシピです。
そしてパンはおいしいパン屋のバリッとしたバゲットや生地のシッカリしたサワードーなどをつい使いたくなってしまいますが、スーパーなんかにいつでも売ってる安くて軽くてフカフカのホットドッグ用パンを使うべきだとはドテラの譲らない主張です。まあいいけど。
そしてこれも私の個人的な好みですが、溶かしバターのロブスターが一番好きです!バターのふくよかな香りと風味と、こうばしいにんにくの香りがほんとにやばい。
外食するとロブスターロールはひとつで15ドル程度しちゃいますが、こんな小さなホットドッグ用のパンひとつのサンドイッチでは腹は満たされませんよねー。そしてついフライドポテトなんかを注文しちゃったりするんですよ。
しかし家で作って食べると一尾からたっぷりサンドイッチふたつ分の肉は余裕で取れるし、拙宅の近所の情報で恐縮ですがアストリアではゆでたロブスターのでかいの二尾で20ドルという手軽な価格で売っていたりします。たぶんマンハッタンでもそんな高くなく売ってるんじゃないですか?それに家で食べると好みの味を何種類か作って食べられるのもいいですね!アメリカにお住まいの方は今が旬ですのでぜひお試しください。
そして次回の更新で、タップリのロブスターの殻をつかっためっちゃおいしいビスク(クリーミーで濃厚なスープ)のレシピをアップします。自分で言うのもアレですがほんとにおいしすぎてやばいスープです。お楽しみにまたいらしてください。
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私もNY在住です。で、レシピを探していたらこのページに。いつもは外で食べてて (このあいだなんか、わざわざロングアイランドまで行きました。)、ちょっとうちで作ってみようかなと。すごく参考になりました。Book Marksに追加しました。
コメントありがとうございます。
ロブスターはやってみるまでハードルが高い気がするけど、やってみれば難しくないし家で食べる方がお得ですよね。ぜひお試しください~。
ロブスターロールの記事を読んで、食べてみたくなり、茹でた芝エビで作ってみました。ヨーグルトの入ったマヨネーズソースの美味しかったこと!ニューヨーカー気分でぱくつきました☆
コメントありがとうございます。
芝エビ・・・むしろそっちの方がおいしいかも。。。。いやゲフンゲフン。
今日の夕ご飯に、以前の記事ですがトマトとバジルの冷製パスタのレシピ使わせて頂きました。バジルを山ほど入れました、大変美味しかったです。ありがとうございました!
先週ロウアーマンハッタンのLuke’s lobsterで食べたロブスターロールが忘れられず、明後日夫に内緒で再訪しようと目論んでいたところ、こちらの記事も発見し、中華街に行ってロブスターを買ってきたほうがいいんじゃないかと迷い始めました…お店でお腹いっぱい食べると幸せになりますがお財布がスカスカになるのが悲しいです。
コメントありがとうございます&承認が遅くなってスミマセン!
ロブスターは外食するより家で自分で作ったほうがずっとお得な食材ですよね。私もはじめて料理する時はおっかなびっくりでしたがけっこうおいしくできるものです。ぜひお宅でお試しください~。