パンプキンチーズケーキ・ココアクラストにウィスキーカラメルソース

ハロウィンが近づいてきました。日本では楽しい仮装体験のいい機会くらいなイベントですがアメリカではメジャーな文化的行事です。

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ハロウィンのシンボル・カボチャを使ったしっとりチーズケーキ、チョコ風味のさくさく☆ほろにがタルト生地にウィスキーのパンチの効いたカラメルソースでいただきます。

ハロウィン直前(十月後半)からサンクスギビング(11月末)にかけて、アメリカではカボチャを使ったレシピがわんさと検索される時期です。王道はパンプキンパイ、そして日本ではそれほど定着した人気にはなっていませんがカボチャを使ったチーズケーキもアメリカではとても人気のレシピです。

レシピは家庭でさまざまで、子供むけのマイルドで食べやすいもの、かわいくデコしたもの、手早く簡単に作れるものなどいろいろです。今回新作として開発しましたが、開発イメージは「オーナーシェフが夫婦で経営しているコジャレた隠れ家レストランに大人の記念日デートに行っていただくディナーのシメのデザート、ウイスキーをすすりながら大満足のため息で最後の一口を終える」です。つまり私が食べたいイメージを才能と技術が及ぶ限り体現しました。デブの本気をごらんください。

以下、材料の量は直径23cmの丸型ひとつ分です。大きな角型(23x30cmくらい)なら、以下の二倍量でちょうどいいです。

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タルト生地材料
バター 50g (室温に柔らかくしておく)
小麦粉 90g
無糖ココアパウダー 30g
砂糖 40g
卵黄 1個
ベーキングパウダー 小さじ1/2
(好みでピーカンナッツ 50gくらい)

フィリング材料
カボチャのピュレ 200g
クリームチーズ 1パック (室温にしておく)
加糖コンデンスミルク 200g
卵 2個
小麦粉 おおさじ2
コーンスターチ おおさじ1
シナモン、ナツメグ、オールスパイス 各少々

クリームチーズひとパックはアメリカだと8oz (226g)、日本だと200gですが厳密な計量は不要です。どちらにしても1パック使って問題ありません。

ウィスキーカラメルソース材料
砂糖 100g
水 25cc
生クリーム 50cc
バター おおさじ1
ウイスキー おおさじ2
塩 ひとつまみ
バニラエッセンス 数滴 (エキストラクトならこさじ1/2)

「やだ、チーズケーキと言うから混ぜて焼くだけのもんだと思ったのになにこの材料の多さ・・・・」とか引いてしまった方むけに、末尾に手を抜いて簡単に作れるレシピ案も書いておきます。

タルト生地作り方
普通のクッキーの作り方と同じ手順です。

1) 小麦粉、ココア、ベーキングパウダーを合わせて振るっておきます。

2) ピーカンナッツを混ぜる場合、ナイフで荒く刻んでおきます。

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クッキー生地に混ぜると歯ごたえとナッツ風味&アメリカっぽさが加えられていい感じです。

3) バターを泡だて器で混ぜ、砂糖、卵黄を加えてさらに混ぜます。

4) 振るっておいた粉類3)のボウルに加えます。
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固い生地なので途中からは手で混ぜたほうがラクです。ナッツを加えるならここで一緒に入れましょう。

5) ラップでピッタリと包み、冷蔵庫に入れて30分から1時間ほど休ませます。
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6) 焼き型に薄くバターを塗り、軽く小麦粉(分量外)をはたきます。

7) オーブンを160度(華氏320度)に温めます。

8) 冷蔵庫からタルト生地を出し、焼き型の底と側面に押し付けるようにして均一にならします。

パイ生地みたいに伸し棒で広げてみたけど、ナッツが入っているせいかボロボロして一枚の生地として扱えなかったです。
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な・・・なんか無理そう。

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やっぱ無理だった。

グラハムクラッカーのクラストを作るときみたいに手で押し付けて整形してください。
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9) オーブンに入れ、10分間焼きます。

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ベーキングパウダーが入っているので、少しふくらんだ感じに焼けていると思います。サクサクのほろにがタルト生地を厚めに入れたかったの。ここまでの作業は前日にやってもオッケです。

フィリング・作り方

1) まずはカボチャのピュレを作ります。加熱してつぶすだけです。日本にお住まいの方は日本のカボチャ(皮が緑で肉がオレンジ色の西洋カボチャといわれる種類)を使って問題ありません(皮をむいて使ってください)が、在外さんはアメリカのカボチャを使ったほうがおいしくできます。

アメリカで手に入るカボチャは日本で売っているものを比べると水分が多く甘みも弱いのでおいしくないとか言う人が多いのですが、とろりととろけるなめらかな舌触り、ほのかな風味、きれいな色が信条のアメリカ風のパンプキンスイーツを作るにはこっちのほうが適しています。私はcalabasa squashとして売っているものを使います。

ご参考までに、アメリカでよく流通しているカボチャの種類をまとめたサイトがありますのでどうぞ。写真つきで特徴と適した使用法が説明されています。今回私が使ったのは載ってないけど。
Winter Squash & Pumpkins

種と種周囲の繊維を取り除き、厚めに皮をむいた状態で正味200g用意してください。
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2) ふわりとラップをかけてレンジで2-3分加熱し、簡単につぶせるくらい柔らかくします。
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けっこう水も出てきます。

3) ブレンダーや漉し器でなめらかにします。
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塩も砂糖も入れてないのに色が鮮やかできれい。

ここまでの作業も前日にやって置けます。面倒なら缶詰のパンプキンピュレを使ってください。
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アメリカならどこのスーパーにも売っていますが、これもcalabaza pumpkinですね。

4) オーブンを170度(華氏340度)に温めます。

5) 小麦粉、コーンスターチを合わせて振るっておきます。

6) あとは材料を全部混ぜるだけ。まずはおおきなボウルにクリームチーズ、コンデンスミルク、卵を入れます。
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ミキサーやブレンダーで均一になるまで混ぜます。

続いてカボチャのピュレを加えます。
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全部一度に入れていいんだけど、白い生地にきれいなオレンジ色が渦になって混ざるところが見たかったのです。

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最後に粉類を数回に分けて混ぜいれ、シナモン、オールスパイス、ナツメグを少々加えます。日本はこのへんのスパイスが苦手な人が多いので控えめに使うとちょうどいいでしょう。アメリカではたっぷり使ったのが好きな人が多いですね。まったくの無駄話ですがこちらにはシナモン味のガムが売っていて、これが罰ゲームに使いたいほどからいです。

6) タルト型の入った焼き型に生地を一度に流し入れ、オーブンで40分ほど焼きます。

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ウィスキーカラメルソース作り方
ケーキを焼いている間にもうひとつのお楽しみ、カラメルソースをつくりますよ!

砂糖を大量に使うことに引いてしまうのでなかなか作れないけど、カラメルソースは私の中では手作りするのが楽しいスイーツのナンバーワンです!
ああ・・・砂糖が溶けているときのふつふつした様子、徐々に色がついていくまでのじれったさ、そしてそんなに気を持たせておいていったん色が付きだしたら焦げてしまうまであっという間&ヘタすると結晶化したり苦くなりすぎたりする小悪魔的ままならなさ。そしてどんな焼き菓子よりも香ばしい香り、ほろにがくてふくよかな風味、カラメルは砂糖より出でて砂糖より甘しとはまさによく言ったものですよね!私一人で言ってるんですけど。

1) 小さな鍋に砂糖と水を入れ、弱めの中火にかけます。
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2) 時々鍋をゆすりながら、ふつふつと砂糖が煮立っていく様子を楽しみます。この間、けしてスプーンなどで中を触らないように。結晶化する原因になります。
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しばらくすると全体のとろみが増して、泡が大きくなってきます。
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鍋のふちのほうから少しずつ薄い狐色になっていきます。色が変わっているさまをうっとりと眺めましょう。

3) どのくらいの煮詰め加減にするかは好みですが、私は濃いカラメル色にしてすこし苦味があるくらいまで煮てしまいます。しかし火を止めても少しの間は余熱が入り続けるので、目標とする色の一歩手前で火を止めます。タイミングが難しい。

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ハァハァ・・・かわいいよカラメルたん。。。

4) 火を止めたらバターと塩を加えます。ここではじめて中を混ぜます。木のヘラかスプーンを使ってください。
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バター、塩、生クリームを加え、甘いだけでなくふくよかさと奥行きを与えます。ああもうカラメル好きすぎて死にそう。

5) 続いて生クリームを加えてよく混ぜ、弱火にかけます。全体が均一に混ざり、沸騰してきたらすぐ火を止めます。ここで味見し、もし苦すぎたら分量外でも砂糖を加えましょう。最後にバニラエッセンスとウィスキーを加えてよく混ぜます。この段階ではサラサラして水っぽい感じですが、冷めると粘度が増します。絡めるが好きすぎてすでに辛いのに、バニラの香りとウィスキーのパンチが入ってしまいました。最高に『ハイ!』ってこういうことかな。。。

ケーキが焼けたら室温で冷まします。冷めたらおいしいコーヒーを入れ、ケーキを切り分けてカラメルソースをかけていただきましょう!
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自分で言うのもアレですがいやん。。。。なにこれすごい。

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ほんのりカボチャ風味のシットリなめらかチーズケーキ、チョコ味豊かなさくさくココアクラスト、ウィスキーの香りがしっかりしてるまじおいしいカラメルソース。。。。ごちそうすぎ!ごちそうすぎるよ!もう私のものになれ!

コンデンスミルクとか使うので甘そうと思われるかも知れませんが、食べてみると甘さ控えめで、バーボンやライウィスキーをすすりながら夕食後にいただくのにピッタリです。男の人にも喜ばれるかと思います。

ちょっと簡単に作りたい
手間をかけたくない場合、売っている缶のカボチャピュレを使ってフィリングを作り、市販のタルト台やグラハムクラスト台に流しいれて焼いてください。それも面倒ならフィリングを直接焼き型に流し入れ、タルト台のないチーズケーキとして焼いてもおいしいです。
カラメルソースなどはなくてもいいし、売っているチョコソースやホイップクリームなどをお好きに添えてください。

久しぶりに工夫しながら新作を作り、とてもおいしくできてしまったので長々と書いてしまいました。食べるのももちろん楽しみですが、作る楽しみも膨大です。お菓子つくりを愛する人に愛されるレシピになったと思います。ぜひお試しください。

このレシピは英語でも書きました。
Pumpkin Cheese Cake

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パンプキンチーズケーキ・ココアクラストにウィスキーカラメルソース」への9件のフィードバック

  1. 超美味しそうだけど、これはかなりの手間、、、じゃなくて難関。缶詰とパイ生地は買わないとな〜 苦笑

    • いつもコメありがとう&フィリングだけで作ると簡単ですよ!クラストのない、あくまでふかふかのチーズケーキもまたおいしいですよね~。

  2. ゆうさん、サンクスギビングにパンプキンチーズケーキ作ってみます!
    お聞きしたいのですが、フィリングのベーキングパウダーの量は小さじ何杯ですか?

    • あっ!!失礼しました!ベーキングパウダーは必要ありません。修正しておきます。スミマセンでした。

  3. ピンバック: ターキーを焼こう!メニューご提案編 | お料理ダイスキ!ニューヨークおうちごはん

  4. はじめまして。 パンプキンパイの検索でたどり着きました。これ、作ってみました!!カラメルソースなしで。

    かなりおいしくて、義父母も大絶賛でした!!☆ 私は、パンプキンパイというとあんまりおいしくないイメージしかなかったのですが、これは、かなりおいしくて、一年に何度でも作っても普通のケーキみたいに食べれるなあ!と思いました^^ ココアのクラストかなりポイントですね!!^^    このレシピに出会って超ラッキーです。ありがとうございます。

    • コメントありがとうございます!
      作ってみた&おいしかったと言うお声が何よりうれしいです。
      私もこのケーキにココア風味のクラスト組み合わせたときにはシメシメ・・・・みたいな顔になりました。

  5. いつも楽しみにしています。かぼちゃのピューレ缶で作りました。①回目は、レシピ通りのクラフトで②回目はオレオのクッキー部分をクラフトに。手間はかかるけど、オリジナルレシピの方が美味しかったです!!翌日のしっとりもいいけど、出来立てのフワフワも最高ですねっ♪ 幼稚園児から大人まで喜んでいただきました:)

    • コメント&レシピお試しありがとうございます。
      あらオレオのクラスト使うのもおいしそう!今度ぜひやってみます。

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