魚屋に行ったらすごくきれいで活きのよさそうな生タラコが売っていました。そらいただきますとも。
久しぶりに子和え作っちゃおう。
本当は生のタラコを塩、もしくはしょうゆと酒とかで漬けて生で食べたいところなんだけど、魚卵の食中毒って死ぬほど苦しいと言うし、いくら鮮度がよくても寄生虫系の食中毒は発生しちゃうから火を使って料理することにしました。
見てこれピッチピチ♪ 買ったのはアストリア30th Ave. にある、魚のリリーフがかわいいお魚屋さんです。
日本語でニッチなマーケティングを展開している例のお店です。
反射ひどくてゴメン。
蛇足ですが寄生虫やサルモネラなど食中毒の原因となる細菌群などの多くは自然界に普遍的に存在するものなので、魚切ったら虫がいたとかでスーパーに文句言ったりする人はもう缶詰とかレトルト食品とか宇宙食とか、滅菌消毒100%の食材のみ食べて生きていくしかないと思います。問題はそれら原因の有無ではなく、加熱不足や冷蔵保存などの管理の不備で生きた寄生虫が胃に届いてしまったり、食中毒症状が現れるほどに大量の細菌群を増殖&飲食してしまうことを知っていた方がいいと思います。
過去記事にサルモネラに関して、またアニサキスに関して調べた駄文があります。よければご覧ください。
子和えってなーに?
簡単に言うと、シラタキもしくはつきこんにゃくと細切りの野菜などを油炒めしたところに酒、しょうゆ、砂糖などの調味料を加え、さらに生タラコを加えて汁気がなくなるまで炒め煮にしたようなものです。最近、北海道以外の土地ではメジャーなおかずでないことを知ってちょっとビックリしました。このお料理を作らないなら内地の人(ほかいどー人は北海道以南のことを内地と言います)は生タラコってどうやって食べるのかしら。
作り方
通常、子和えは生タラコを一腹分買ってきて作るので、そのタラコの大きさによって調味料や他の材料の分量は変わってきますし、各家庭でのレシピもさまざまなのでご参考程度に読み流してください。
きれいで立派でしょ?これはつい買いたくなるわ。
今回はけっこう大きく、400gくらいありました。店で売っている中で一番立派なのを買ってしまいました、つい。
この写真のように黒い部分があったら切り落とします。フニャフニャでやわらかく、切るべきは薄皮一枚なのでよく切れる包丁が必要かも。
またまた蛇足ですがクックパッドの教えて!で、「ピーマンの細切りをうまく切るコツを教えてください」と言う投稿に「包丁よく研ぐことだな」と返答したところありがとう!も参考になった!もひとつもつけてもらえず心が折れました。ヘタにコツとか裏技とか探して右往左往せずに基本押さえとけば確実で簡単なのにね。まあマスカルポーネを使わないティラミスとかのレシピをもてはやすクックパッド民を相手にそんなこと言ってもしょうがないんだけど(などと猛烈なdisり)。
子和えに必須なのはシラタキかつきこんにゃくです。私の実家ではつきこん派だったような気がします。今回は近所のスーパーにかろうじて売っていたシラタキを使います。
鍋を中火にかけてサラダ油おおさじ1ほどを熱し、そこにシラタキを入れて軽く炒めます。めっちゃ油はねるのでご注意。余裕があればこの前にシラタキを下ゆでしておくと匂いがとれて上品な仕上がりになります。
シラタキさえあればあとはあってもなくてもいいのですが、今回は手元にあったサヤインゲン、にんじんを細切りにしたものを一緒に使うことにしました。
全体に軽く火が通ったようなら、しょうゆ、砂糖、酒、水を1:1:2:4くらいの割合で加えます。これだとけっこう甘口ですのでお好みで加減してください。
全体が沸騰してきたら、ここにブツブツと大雑把に切ったタラコを入れちゃいます。
最初に包丁目を入れてスプーンで卵をこそげ取るとか熱湯をかけて皮をむくとか、そんな必要ないわよ。煮汁の沸いてる鍋にタラコを入れると皮はすぐに火が通って縮んで卵から離れてくれるので、鍋から箸でつまみ出せばそれでオッケ。
あとは煮汁が減って、全体がシットリぱらぱらくらいの質感になるまでヘラでかき混ぜながら炒め煮すればできあがり。簡単。できあがり写真は今期二度目に、走りのグリーンピースを使って作ったものです。ええ、おいしく作れることがわかったので連続して作ってしまいました。魚卵コレステロールどんと来い。
ご飯のおかずにも酒のつまみにも故郷を懐かしむにもピッタリの一品です。ちょうど今がシーズンらしく、上記のアストリアの魚屋では(と言うことはニューヨークの他の魚屋でもおそらく)ピッチピチの生タラコがほとんど毎日入っています。「こんなイキのよさげな魚卵、ぜひ食べたいけど食べ方がわからない・・・ッ!」という方がもしいましたらご参考になればいいなーと思って書きました♪よければお試しください。
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子和えは、いいやね~(゜▽゜*)
生タラコ、すっごいきれいなピンク色だね!
出来上がりもカラフルで美しい~♪
このこっこ、迫力は真鱈のこっこぽいけど、色はスケソウのこっこぽいね。どっちなんだべかー。
関東圏では生のタラコ売ってないのよ。(見かけないだけかな?)
でも甘塩のタラコとしらたきを炒めたりはするよ。少量の酒、醤油とかで。砂糖はあまり使わないかも。
関西人、子和え、初めて聞きました。
うちでたらこ料理、といえば、薄口しょうゆ+出汁の沸騰したとこにぶち込んでタラコの切り口に花を開かせる例のあれ、のみです。
「タラコの炊いたん」とかいう通り名(通り名以下)です。
北海道出身、現在愛知在住です。子和え、生たらこは売っていないので鯛子で作ったりしますよ~切り昆布をいれてヘルシーにしたり!でもコレステロールは気になりますね(笑)
へえ~、やっぱり生のタラコを売っていない地域もあるんですね。
そういえば奈良に住んでいたときも見たことなかったわ。
みなさまコメントありがとうございます、参考になります。