まっかでドッシリした夏のトマト・・・・そのままサラダにしてももちろんおいしいけど、そのおいしさを凝縮してさわやかなトマトソースにしたい。
熟れすぎて安売りになってるトマトがあったら腕が抜けそうなほど買い込んでしまう。季節のものには弱いわぁ。
かなり昔に缶詰のトマトを使って作るトマトソースのレシピをアップしたことがあるのですが、今回は生のトマトを使います。基本的な作り方は同じですが、生トマトでうまいこと作ったソースはフレッシュで軽やかで、甘味とうまみが果物を思わせるほどです。なんの変哲もなくわざわざ載せるほどのレシピでもないんですが写真が美しいのでフードポルノ的に。
フードポルノと日本
そうだ、日本ではフードポルノというと「料理店で料理や食事風景を撮影してネット上で公開すること」という感じで、マナーや知的財産が争点になってるっぽいですね。
でももともとの意味は欧米で言う「食欲をかきたてたり、食べ物を賞美したりなどする目的で料理や食材などを視覚表現すること」だと思われます。この場合、必ずしも調理後の写真に限らず、食材や調理用具、料理プロセスの一場面なども撮影対象になります。欲求を刺激するという点でポルノという語が使われているらしいです。
こんなふうに日本では誤用が定着しつつありますが、元来の意味を広めたい。私は正しいフードポルノの支持者かつ体現者たるべく精進しています。
材料
トマトたっぷり
トマトの1/10くらいの量の玉ねぎ
にんにく数カケ
オリーブオイル 適量
塩こしょう
ローリエの葉など
使用量は適当に。
1) まず玉ねぎとにんにくををみじん切りにします。
2) ソースを作るのに十分な大きさの鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎとにんにくを強めの弱火程度の火加減でゆっくり炒めます。軽く塩こしょうします。
ローリエの葉、パセリの茎などを香り付けに入れてもいいですね。焦げ付かないように適宜かき混ぜます。
3) その間に大きな鍋にたっぷりお湯を沸かします。
4) トマトのヘタの反対側に浅く十字に切れ目を入れます。
5) お湯が沸いたらトマトを入れ、火を止めて2-3分ほど皮がはじけてくるまで待ちましょう。
6) 大きなボウルにたっぷり冷たい水を張り、5)のトマトを入れて急冷します。
そうすると皮がペローン。ツルーンとむけちゃう世界。
ぜんぶ一皮むけたよー!こうしたトマトも写真に取ってみれば美しい。
7) 皮をむいたトマトを刻みます。落ちてくるジュースもできるだけ取り込みたい。
もしエレガントな上等なソースにしたいならタネを取り除きながら刻むといいでしょう。タネを取ろうと思うとその周辺の甘くておいしいところも一緒に捨てることになっちゃうので、私はそのまま全部使います。
8) さて玉ねぎはそろそろペッタリとした質感になっているころです。
9) 玉ねぎの鍋にトマトを入れます。火を強火にして一度沸騰させ、浮いてきたアクをすくい取ります。薄味になるよう塩を入れます。
その後、弱めの中火にして時々かき混ぜながら好みのとろみになるまでゆっくり煮詰めます。フタはしません。煮ている間あまり飛び散るようなら蓋を半かけにしてみてください。最後に塩こしょうで味を整えてできあがり!
清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
清潔に扱えば一週間くらいは大丈夫です。トマトソースって冷凍できるって言うけど、冷凍すると水が出て味が落ちるように思うんですよ。あまりおすすめしません。
前回レシピをアップしたイタリア風ミートボールなど、肉料理やパスタなどに広く使えるソースですが、今回はドテラのランチにピザを焼きましたよ。
いやこのソース。。。。甘すぎと言われてしまいそうなくらい甘い。水分量のことでなく、風味的にみずみずしい。もちろんあっさりしているんだけど、うまみと甘味が充分すぎるレベル。やっぱ夏は毎週作っちゃうんだなこれ。
売っているトマトソースとはまた別物といえるような出来上がりになると思います。トマトが安くなっていたらぜひお試しください。作るのも楽しいですよ。
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フレッシュトマトソース
おいしそうです
軽い酸味が嬉しいです
素晴らしいrecipe
有難うございます
いつもコメントありがとうございます。
こういうものを手づくりするとけっこう違いますよね。
おいしそう!やはり一手間かけて皮をペローンするのがポイントでしょうか。トマトなど野菜は育てているので、沢山収穫できる季節が待ち遠しいです。
コメントありがとうございます。
自分で育てられるといいですねー!おいしくできると思います!