アーティチョークを食べよう

5月に入り、木々には花が咲き天気は輝かしく八百屋にはきれいな色の果物や野菜がズラッと並び、お料理したい意欲が沸きすぎて困っちゃう時期の到来ですね!

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根セロリに続き日本では手に入りにくい野菜で恐縮ですが、在外さんのお役に立ちつつ日本にお住まいの方には異国情緒を感じてもらえればなーと願っています。今日のお料理は春から夏にかけてが旬のアーティチョークです。大☆好☆物!

アーティチョークってなーに?
ヨーロッパやアメリカでは人気の食材ですが、日本で栽培するには適していないらしくあまり流通していないようです。和名では朝鮮アザミ。アザミと言う名がついているだけあって、アーティチョークも棘があったりとがっていたりしてうかつに触ると痛かったりします。

食用になるのは若い花のつぼみの部分で、一般に大きさは野球のボールより大きかったり小さかったりくらいでしょうか。花と言っても食べるにちょうどいいときにはまだ固く、色も緑色をしています。

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特に色彩が鮮やかなわけではないのですが、造形がとても美しいですよね。

悪女としても美食家としても有名なカトリーヌ・ド・メディチの大好物であったとかいう話もあるほど食材としては非常においしく、外側と中心部分でまったく異なる食感をしているのも食べて楽しいものです。
ピザのトッピングによく使われますが、これはたいてい瓶詰め(オイルか酢に漬けてあるもの)ですよね。しかし生のアーティチョークを料理したものはそんな保存用に加工したものとはまったく違うおいしさ!「松ぼっくりが生になったようなこれ、どうやって食べるのやら、ていうかどこを食べていいのやら・・・・」と敬遠するのはもったいない食材です。やってみれば簡単なので、アメリカやヨーロッパにお住まいの方はぜひ試して欲しいです。

下準備は1)お湯でゆでる、2)蒸す、3)オーブンで焼くのみっつの方法があります。おそらく一番簡単で応用も広いのはゆでる方法だと思います。

作り方
1)まずアーティチョークの茎を切り落とします。普通の包丁でいけると思います。

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午前中に料理すると光が美しい写真が撮れるなあ。私のブログの写真はなんだかオレンジっぽ色味のことが多いのですが、それはガスレンジ上部の明かりが裸電球だからです。

2)次に花の先っちょを1,2センチほど切り落とします。

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頭を切ったアーティチョークもめんこい。並べて撮っちゃう。

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3) 大きな鍋にアーティチョークを入れ、水を入れます。

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水はほんの数センチの深さで鍋にふたをし、蒸すようにすればちゃんと火が通るものだそうですが、レモンやローリエの葉を入れたお湯でゆでるとほんのりとした香りがついてそれもまた素敵なものなので、私はタップリの水を張って、レモンのスライスを少々とローリエの葉を1,2枚入れてゆでることが多いです。レモンは変色防止にも役立つと言いますが、個人的にたいした効果は感じられません。また、塩を入れて薄く塩味のある水でゆでると、これまたアーティチョークがほんのりとした塩味を持ち甘さが引き立ちます。好みでどうぞ。

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気にするほどのことでもないのですが、浮かんできちゃうので落し蓋をします。
長いこと欲しがっていた焼き網と落し蓋ですが、実家の母がなかなか送ってくれないということをブログに書いたところ速攻送ってきました。ここに書けばよかったのか。今月誕生日ですがジョジョとセイコーのコラボ腕時計のトリッシュモデルが欲しいです。キャラ的にはブチャラティが大好きなのですが、このモデルを私が使うと白いベンツと同じくらいのチンピラ臭が漂ってしまいそうで断念しました。

4)鍋を強火にかけます。沸騰してきたら火を弱め、フタをして軽くことことするくらいの火加減で30-45分ほどゆでます。ゆで時間はアーティチョークの大きさと、どのくらいの柔らかさにしたいかの好みで加減します。

ゆですぎても煮崩れるようなものでもなく、また私の個人的な好みでとっぷりとよく煮て柔らかくなったものが好きなので、私はいつも45分はゆでてしまいます。

5)ゆで終わったら火を止め、そのまま触れるくらいになるまでお湯の中で冷まします。

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レモンとローリエのいい香りが立ち上がります。ポワ~~~~ン。。。。
これを水から上げて冷蔵庫に入れておけば2,3日は大丈夫。

いただきまーす!

アーティチョークの一番シンプルな食べ方は、こうして丸ごとゆでるか蒸すかしたものにソース(マヨネーズや溶かしバターが定番))をつけていただく方法です。外側の固い切片を一枚ずつはがし、根元をちょっとソースにつけて、歯でしごいて内側の柔らかいところだけを食べます。

ちょっとアーティチョークの構造を見てみましょうか。
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外側を食べ尽くしたらいよいよアーティチョークの本領、内側の柔らかいところに行き着きます。ここのところが瓶詰めなどに広く使われている部分です。ここはどうやってもおいしく食べられます。

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さらにその下には、ゆでられなかったらこれからきれいな花になっていたのに・・・と無念げなフカフカの部分(choke)があります。タンポポの綿毛の若いやつを思わせますね。ここは食べられません。

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しかしその下のガクのところ、heartと言われる部分ががもっとも柔らかくおいしいのです!

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・・・と、アーティチョークを解剖してみましたが、いくらかお分かりになってもらえたでしょうか。英語ですが下のサイトで食べ方を写真付で紹介してもいますので、よければご覧ください。

http://www.simplyrecipes.com/recipes/how_to_cook_and_eat_an_artichoke/

アーティチョークはサラダによし、スープによし、焼いてよし、パスタの具によし、キッシュやグラタンなどの焼き物にもよし、肉や魚の付けあわせにもソースにもよし・・・と、本当はとても汎用性が高い食材です。中心の柔らかい部分は生でサラダなどに使うレシピもあります。うまく使えば前菜にもメインにも花を添えてくれる便利できれいでヘルシーで、しかも本当においしい野菜なので、手に入る地域にお住まいの方はぜひお試しください。

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アーティチョークを食べよう」への11件のフィードバック

  1. オレオレ

    私のなかでアーティチョークって、ピスタチオと並んで「ピザやアイスのトッピング、フレーバーにあれば真っ先に選ぶけれども自分じゃちょっとな」という双璧をなす食材です。
    カニと同じで、「これしかないでしょ!」というディップソースがないのが難点かも・・・
    店先にゴロゴロしている新鮮な緑のやつには惹かれつつも、切るだけでサラダに新鮮なアクセントとなってくれるフェンネルとかに走っちゃう私を許して・・・。

    • わかります~。面倒と言えば面倒ですもんね。見た目より可食部が少ないし。私はオリーブオイルに塩こしょうとオレガノを少し入れたのをディップにするのが一番好きです。

  2. はじめまして。今年の夏頃まで1年ほど西海岸に住んでました。

    アーティチョーク、よくファーマーズマーケットで売ってたものの私もお店でディップになってるのやピザの具としてしか食べたことなく、日本人の友達とも「食べ方も調理法もまったくわからん!」とよく話してました。

    この記事でとっても分かりやすく調理法と食べ方がわかりました。(でもなんだか食べるのが難しそうな・・・)
    当時はこちらのレシピに気がつかなかったので、このレシピを知ってたら挑戦したのに〜!と残念です。

    友達に教えておきますね。

    • コメントありがとうございます&承認が遅れてすみません。見落としていました。
      私も長らくアーティチョークってどう食べるかわからずスルーしていたのですが、やってみれば簡単でおいしくて、しょっちゅう食べるようになりました。
      お友達によろしく~。

  3. Hiro

    Yuさんこんにちは☆ テキサス・ヒューストンに住み始めたばかりの日本人です。
    アーティチョーク、調理法も、可食部も、よく聞く「歯でしごく」もさっぱりわからん!と思っていました。
    おかげさまで解決!あとは、味だけです気になるのは・・・w ブロッコリーの茎の中みたいに、
    甘みがあったりするのかな?
    たくさんのおいしそうなレシピ、これから頼りにしています!!

    • コメありがとうございます&承認が遅くなってすみません!
      アーティチョーク、食べてみましたか?なんとも形容しがたいおいしさなこと、食べてみて納得しちゃうはずです。

  4. 南米コロンビアへ来て2週間。
    スーパーや八百屋さんに並んでいるアーティチョークがずっと気になって、購入してみました。
    日本ではなかなか手に入らないし、食べ方もわからないものですよね。
    とても分かり安く説明してあり、助かりました。
    今茹でてるところです。
    レモンとローリエと野菜の茹でられる、なんとも良い匂いが漂っています。
    食べるのが楽しみです♪

  5. 美味しかったです!ローリエの香りがしてとても美味しかった!

  6. アーティチョークの花が咲いて実が出来たのです
    是非食べてみたいものです
    明日茹でて試食します
    楽しみです

    • 承認遅れてスミマセン、コメントありがとうございます。おいしくできましたか?

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