もしもし・・・・・聞こえますか・・・・・・あなたの心に直接話しかけています・・・・・挽肉と野菜を炒め合わせてマッシュポテトを重ねてオーブンで焼くのです・・・・
寒い日の腹減りさんを喜ばせたいなら肉と炭水化物が鉄板だわよ~。
シェパーズパイ
挽肉とマッシュポテトを重ねてオーブンで焼いた料理を広くカッテージパイというのですが、もともとは残った肉料理を再利用し、安価なじゃがいもで量を増やすように工夫してできたのだそうです。宮廷で美食を追及して作られたとかじゃなく、一般の家庭生活から生まれ発展した料理ですね。なので材料や作り方も各地各家庭でさまざまです。
そのうちの一種を特にシェパーズパイと呼ぶのですが、羊飼い(シェパード)という名を冠していることからも察せられるように羊肉(特にラム)を使うものとしています。。。。といっても、今現在レストランなんかでシェパーズパイと言っているので牛や豚のも多いし、あんま厳密なくくりじゃないんじゃないかなー。
肉・材料
挽肉 400g
油 おおさじ1-2
にんにく1-2かけ
玉ねぎ 1個
にんじん 小1/2本
グリーンピース カップ1/3-1/2くらい
小麦粉 おおさじやまもり1
ケチャップおおさじ2 またはトマトペーストおおさじ1
ウスターソース おおさじ1
ワイン 150-200ccくらい
塩、こしょう
好みでオレガノ、パセリ、パプリカパウダー、ナツメグなど少々
マッシュポテト材料
じゃがいも 3個
牛乳 200ccくらい
マヨネーズ おおさじやまもり1
サワークリームまたは無糖ヨーグルト おおさじやまもり1
好みでバター おおさじ1くらい
塩 こさじ1/4
砂糖 ふたつまみ
こしょう 少々
作り方
1) 玉ねぎ、にんにく、にんじんを各みじん切りにします。にんじんがころころしているのが好きなら大きめにきってください。
2) フライパンに油を入れて中火で熱し、玉ねぎ、にんじん、にんにくを炒めます。軽く塩こしょうします。
3) 玉ねぎが透き通ってきたら挽肉を数回に分けて加え、炒め合わせます。
一度にたくさん入れると温度が下がりすぎて肉から水が出てきちゃうので、入れた肉にすっかり火が通ってから次の肉を入れてください。
4) グリーンピースを加え、混ぜます。冷凍のものなら解凍せずそのまま入れてください。生のものなら、あらかじめ軽く塩茹でして置いてください。
ここで、好みでスパイスやハーブを少し入れるのもアリです。私はスイートパプリカパウダーとナツメグは必ず入れます。オレガノもよく使いますが、レシピによってはタイムやローズマリーを使ったりするようです。
5) 味付けします。ちょっぴり甘口がいいならケチャップ、そうでなければトマトペーストを使いましょう。ウスターソースも加えてよく混ぜます。
味見をし、塩こしょうで整えます。
6) 続いて小麦粉を全体にふりかけ、よく混ぜます。粉っけがなくなるまでよく混ざったら、ワインを回しいれてまた混ぜます。ワインは赤でも白でもいいし、水でもスープでもかまいません。
全体がしっとりというか、軽くねっちりした感じになったでしょうか。これも好みの問題なのですが、私はこんな風にいくぶんまとまった質感なのが好きなんです。レシピによっては小麦粉や水分を使わず、挽肉がぱらぱらしてるものもあるのですが、それだと皿の上でマッシュポテトに置き去りにされるというか、一緒に口に入らないというか、肉もにんじんもピースもばらばらでなんかなじみが悪いように感じるんです。でもこの辺は好みで決めてください。
これで肉パートはできあがりです。
7) それではイモに取り掛かりましょう。まずはじゃがいもをゆでます。
マッシュポテトのじゃがいもはゆでる前に皮をむくべきか否かの議論がありますが、皮をむくと確かに若干のうまみの流出は防げないが、皮ごとゆでると外側と中心とで均一の茹で上がりにならない・・・と、どちらにもネガティブ要素があるんですって。もうこだわらない方がいいんじゃないかしら。
私はふだんは皮をむいてからゆでるんですが、今回は皮ごとゆでてみました。でもなんか特に違いはなかったような。 ( ´∀`)<やーいバカ舌ー!
8) あつあつのうちにじゃがいもをつぶし、マヨネーズ、サワークリーム(または無糖ヨーグルト)、好みでバターなどを加えて混ぜます。
アメリカのレシピだとここでサワークリーム1カップとか、クリームチーズ1パックとか使ったりします。そりゃおいしいんだけど、さすがにそれはひどい・・・というか、そんな脂肪で死亡なレベルの料理にしなくてもおいしくできるもの。アメリカの基準からするとサワークリームやクリームチーズ、バターの使用量がドーンと減っていますが、その代わりにマヨネーズを少し使ってコクを出しました。
9) 牛乳を少しずつ加え、都度混ぜます。
ふんわりするくらいの固さになるよう、牛乳の量を加減してください。塩こしょう、ほんの少量の砂糖で味を整えます。
10) さあ仕上げにかかりますよ!
焼き型に焦げ付き防止にうすく油を塗り、6)の肉を入れて平らに伸ばします。
11) その上に9)のマッシュポテトをのせます。
私、マッシュポテトと泡立て生クリームが超好きなんです。このかわいらしさ・・・・・なんなのこのフワフワちゃん!萌え!萌えすぎる!エステとかで全身泥パックとかあるじゃないですか。全身マッシュポ(もう妄想はその辺で)
12) 焼き皿のふちまでキッチリとマッシュポテトを詰めるように伸ばします。
つるーんとまったいらな表面でもいいのですが、凹凸があると焼き色の濃淡が出て美しいですね。
ナイフやフォークで波型に模様をつけたり、スプーンで角を立たせたりなどお好きなように。
13) オーブンを180度(華氏370度)に温め、表面にきれいな色が付くまで焼きましょう。材料はすべて火が通ってるから、全体が温まって焼き色が付いたらそれでよし。
できましたー!
すっごいいいにおい。やばい。
切り分けたりはできません。スプーンなどで大きく取り分けてください。
おいしい!
いやー肉とイモを一緒にするのはほんと間違いないですね。
トマト風味に炒め煮した挽肉、ふんわりしたじゃがいも・・・・・別々でもおいしいのに一緒に食べるとすごい相乗効果。もう言葉で表せられない、作って食べて欲しい。口においしいのももちろんだけど、アツアツの美しいオーブン料理を食べる満足感、たとえようもないわ。
焼く前に用意して置けるし、冷めても温めなおせるし、便利な家庭料理じゃないかと。寒い日にお試しください。
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こんちわ。ご無沙汰してます。
いつもYuさんのブログに来ると、キャストアイロンのフライパンが欲しくなるなあ・・・今回の下から3枚目の写真もすばらしい!問題は私の腕力と電気コンロの現実・・・。
さて、前回のキッチンその4、ですが、信用のおける水道屋と自動車修理屋は人生において必須ですよねえ。できれば親戚として欲しいくらい。
後続レポートも楽しみにしてます。
オレオレさーーん!
私もいろいろ使ってみた結果、フツーのキャストアイロンが一番好きだということに落ち着きました。
大きさ違いで3個持ってます。そのうち二個はフリマで50セントだか1ドルだかで買ったなー。
日本で暮らして大きなガスオーブンがない生活になると、使えなくなりそうな気もします。
こんにちは!シェパーズパイのレシピ待ってましたよーっ!
今までどう作ってもパッとした味にならなかったのですが、おいしかったです。すんごく!
ポテトにマヨネーズ混ぜるのを忘れて、オーブンに入れる前にポテトの上にぶっちゅ~っとQPマヨネーズを絞り出して、焼き上げました。また作りますね。
やだマヨネーズおいしそう。
いつも楽しく参考にさせていただいております!じゃがいも3個はだいたい何gだと思えばよいでしょうか?材料が並んでいる写真をよく見なかった私が悪いのですが、日本のじゃがいも3個で作ってみたところ400gの肉の量に対しイモの比率がとんでもなく薄くなってしまいました。日本のイモとはサイズが違うことを完全に失念、ミルクで伸ばしてる途中で気付きましたが時すでに遅し(笑)アメリカンのイモのサイズも知らないので、だいたい何gが教えていただけると助かります!
てこなさん、
お返事が遅くなりましてすみません。
材料の分量がはっきりしていなくてすみません。
いもの種類にもよると思いますが、アメリカだと平均で一個170g程度のようです。
https://farmhouseguide.com/how-much-potatoes-weigh/
日本だと150gくらいだそうなので、やっぱりアメリカのいもの方が大きかったようです。
https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/basic/ingredients_bunryou/
すみませんでした。今後なるべく重量も併記するようにします。
コメントありがとうございました。