サンクスギビングを来週にひかえホリデーシーズンから年末年始へのこの季節、お友達やご家族と集まる機会も増えますね。ちょっと他では見ない個性的なカナッペのアパタイザーでお迎えすればしょっぱなからマウントが取れるというものです。
このレシピはこの夏に保護猫ハナちゃんの医療費のために立ち上げた「募金してレシピをリクエストしよう!」企画でいただいたリクエスト「ビーツを使ったオシャレおいしい前菜」のために開発しました。あれこれ試作してみましたが、どれもたいしておいしくもなく納得できない出来で時間がかかってしまいました。やっとビーツの鮮やかな色を活かした美しさと、見た目だけ華やかにした空虚さを生まないおいしさを兼ね備えたお料理ができました!やったやった!
材料
パイ生地 200g程度のもの一枚
ゆでたビーツ 400g
さつまいも 400g
プロシュート 60-70g程度
サワークリーム 200g
砂糖 50g
バター 30g
唐辛子、ハバネロなど辛いペッパー類 適量
使用するさつまいもとビーツは、できるだけ直径が同じくらいのものを選んでください。今回私は缶詰のゆでビーツを使ったのですがこれが小粒で厄介でした。細い芋を探さなきゃいけなかったし、薄切りにして並べるにも手間がかかり、細かいので出来上がったものを切り分けるにもずらさないようにきれいに切るのに気を使わなきゃならなかったし。
生ビーツを使う場合、あらかじめすんなり竹串が通るくらいまでゆでてください。
作り方
1)さつまいもの皮をむき、水にさらします。オーブンを160度(華氏320度)に温めます。
2)さつまいもにオリーブオイルもしくは溶かしバター(分量外)を塗り、天板にのせてオーブンで20-40分ほど焼きます。
焼き時間はいもの大きさによって加減することになりますが、包丁ですんなり薄切りにできるくらいに柔らかく、薄切りにしたときに崩れるほど柔らかくはないのがベストです。焼いてる途中、たまに転がしてまんべんなく焼けるようにしてください。
3)表面に塗るグレイズを作ります。日本語だとナパージュという仏語が一般なのかな、ローストした肉や野菜にツヤと味付けを目的に塗るソース的なものは英語だとglazeと言うことが多いように思います。
小さな鍋に砂糖、バター、水大さじ1、唐辛子を入れ火にかけます。
韓国系スーパーで買ってみた赤唐辛子が味見したらあまり辛くなくて使えなかった。生ハラペーニョやスコッチボネット(Scotch Bonnet)(超辛い。手袋して扱わないとやばい)が手に入るならお試しください。なければ一味唐辛子なんかでも構いません。
4)くつくつととろみが出るまで煮ますが、味見をして十分な辛さになったら唐辛子を取り除きます。ここでは私は「辛っ!なにこれ甘いけど辛い!」というくらい辛くするのがおいしいと思うのですが、これはお好みで決めてください。仕上げに塩をふたつまみほど加えてよく混ぜてください。
5)薄くバターを塗り打ち粉をした天板にパイ生地を広げます(バター、小麦粉分量外)。今回私は市販のものを使いましたが、丸いものより四角いほうがいいかと思います。
6)全体にプロシュートを敷きます。
この塩味と野生的なうまみが、さつまいもとビーツの甘さとおもしろいコントラストになります。プロシュートが手に入らなければパルマハムなど似たものを使ってください。
7)焼けたさつまいもとビーツをそれぞれ薄切りにします。
8)オーブンを180度(華氏360度)に温めます。
9)プロシュートの上にたっぷりとサワークリームを塗り広げ、その上にさつまいもとビーツを少しずつ重なるように並べていきます。
10)そして4)で作っておいたグレイズを刷毛で全体にたっぷりと塗ります。
つやつや・・・・つやつやや・・・・
11)全体にぱらりと軽く塩を振って、オーブンに入れて30分ほど焼きます。パイ生地に火が通ったらそれでいいです。
12)オーブンから出し、すっかり冷めたところで切り分けましょう!プロシュートが噛み切りにくいので一口サイズにどうぞ。
これがね、おいしいの!さつまいものほっくりした優しい甘さ、ビーツのみずみずしい甘さ、パイ生地のバターのコク、プロシュートのうま味と塩味、そして全体を引き締め印象的にする辛さ・・・!自分でいうのもアレだけど完成度高い。。。高いよこれ。。。。スパークリングワインのグラスを片手にいただくアパタイザーにピッタリだ。インスタ映えもなかなかじゃないでしょうか。
長らくお待たせしてしまいましたがやっと満足できるレシピができたように思えて、私もほっとしています。
6回の試作に心が折れかけた私に慰労のクリックを~。
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初めまして!
いつもお料理ブログ参考にさせてもらってます^^
このカナッペおいしそうで作ろうと思うのですが、パーティ当日はターキーがオーブンを占領しているので前日の夜に焼こうかなと思うんですが、時間が経っても美味しくいただけますか?
お返事遅くなってすみません!コメントが来たらメールでお知らせが来るように設定していたのですが、いつの間にかメールが大事なメールとそうでないメールを分けて表示するようになっていて気が付きませんでした。
このカナッペは次の日になるとパイ生地がしっとりして全体がよくなじんでおいしくなるのですが、シロップの辛味は飛んでしまうようです。グレイスを塗らずに焼いて、食べる前に塗るようにしたらおいしくいただけるかと思います。
はじめまして!
いつもパーティーレシピの参考にさせてもらってます。
こちらのカナッペ、クリスマスに作ろうと思うのですが、前日に焼いておいても次の日美味しく食べられますか?
当日はターキーがオーブンを占領していて焼けないんです😓
アドバイス頂けたら嬉しいです。
宜しくお願いします
Yuさんこんにちは!
去年質問させてもらった者です。
Yuさんの仰る通り、今年は当日にシロップを塗るようにしてみたら、しっかり辛味もついた美味しいカナッペになりました!!アドバイスありがとうございます。
今年は少しアレンジして、切り分けて最後にぐるっと生ハムを巻いてみました。
こちらも生ハムの存在感がしっかり出て美味しかったですよー♪
みんなに好評で、毎年のパーティーの定番になってます(^^)