フタをしたリンゴケーキ

ドイツを歩けばどこのケーキ屋さんでも売っていると言われるほどの安定の定番ケーキです。

軽いクッキー生地のようなサクサクしっとりの生地で底から側面から上面まですっかり覆ってあるのでGedeckter (ゲデクター:覆った、蓋をした)ケーキと言います。

材料・生地
小麦粉 160g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
卵 1個
バター 70g、室温で柔らかくしておく
砂糖 30g
塩 ひとつまみ


写真ではすでに小麦粉、ベーキングパウダー、塩をひとつのボウルに入れちゃってます。バターと砂糖ももう一緒になってます。あとリンゴはすでに切って(以下略・・いや以下詳細!)。

二度試作してレシピを書きました。18センチ型ひとつ分の分量です。

もしケーキ型を買おうかなとお思いでしたら、バネ式のをお勧めします。焼いた後の取り出しやすさが最強で、ニューヨークチーズケーキみたいな大割れしたら大惨事なケーキの時にも安心。

材料・フィリング
リンゴ 小型のもの4つ
レーズン 30g
砂糖 おおさじ1
レモン汁 おおさじ1-2ほど
水 大さじ1
コーンスターチ 小さじ1
パン粉 おおさじ2ほど

仕上げのアイシング
粉砂糖 大さじ2
レモン汁 小さじ1程度(分量注意)

作り方
1)まずはリンゴの用意をします。
リンゴを4つ割りもしくは6つ割りに切って、芯と皮を除いてから薄く切ります。

はいお約束の失敗作
いや私、実は大きめリンゴがゴロゴロ入っている感じで作りたかったんですよ。当初。

生のままのリンゴ、このくらいのゴロゴロ加減で。

上に生地をかぶせたところこんな感じになりまして。

うわーこれ何丘隆?あっちこっちに自然公園ありそう。

焼きあがりはこちら。

それなりにおいしかったんですけど、これでドテラが「こうりんごが固くて大きいと一体感がない、薄く切って煮てコーンスターチでまとめろ」て言うんですよ。私の個人的な嗜好ですが、アップルパイの具とかでも煮て柔らかくなった上にコーンスターチでモッタリさせたやつって好きじゃないんです。リンゴはシャッキリしていてほしい。でもドイツのケーキならドイツ人のお声は大事にするべきかしら?逡巡する私・・・・続きは以下でどうぞ!

2)はいレシピに戻りまして切ったリンゴですけど。切ったはしからボウルに入れてレモン汁をまぶしておいてください。変色を防ぎます。

すべてのリンゴを薄切りにしたところでレーズンを加え、砂糖大さじ1を振りかけてざっと混ぜます。

3)あんまり強情でも良いことがありませんので、軽く火を入れてコーンスターチを使ってみることにしました。
できるだけ水を出さずに仕上げたいので、テフロンのフライパンなど広い面積の鍋を使うと良いと思います。2)のリンゴとレーズンをすべて鍋に入れ、強めの中火程度の火加減で手早く炒める感じで扱います。弱火でくつくつ煮たり煮崩してしまったりしないように。

4)全体がしんなりしてきたら水大さじ1とコーンスターチ小さじ1を混ぜたものを回しかけ、手早く全体を和えるように混ぜて火を止めます。

使うリンゴの質にもよるでしょうが、このように鍋底に水分が残らないくらいだとドンピシャです。これは焼く前に生地にのせる時に温かいと生地がダレてしまうでしょうから冷蔵庫に入れておきます。

フィリングにシナモンを使うレシピも多いのですが、私はアップルパイとの差別化を明確にしたいので使いません。好みでお使いください。

5)さてその間に生地を作ります。
小麦粉、ベーキングパウダー、塩を合わせて混ぜておきます。

6)柔らかくしたバターに砂糖を加えて混ぜ、卵を割り入れて混ぜます。

分離とか全然気にすることないです。粉が多いから問題なし。

7)続けて5)で合わせておいた粉類をドサッと入れて、手でひとかたまりになるまで混ぜます。

練る必要ありません。ひとかたまりになったところでこちらも30分ほど冷蔵庫に入れておきましょう。少し冷えていないとベタベタして扱いにくいです。

8)型に薄くバター(分量外)を塗って小麦粉(分量外)を振っておきます。オーブンを180度(華氏360度)に温めておきます。

9)ケーキ生地の全体の2/3程度の量を取り、綿棒で伸ばします。

ベタつく生地なのでラップで挟むと楽です。


焼き型より一まわりほど大きく伸ばします。

10)伸ばした生地を型に入れ、底を押さえたら側面に這い上がらせるように伸ばしつつ押し付けていきます。

これがけっこう楽しい作業。だいたい同じくらいの高さの壁になるように粘土遊びの心でやりましょう。フォークで何か所か穴を開けておきます。

11)残った1/3の生地を、型と同じくらいの大きさに伸ばします。

12)型の底にパン粉を大さじ1ほど振り撒いてから4)のリンゴを入れます。これはパン粉にリンゴの水分を吸わせて、生地がベッチョリすることを防ぐ目的です。リンゴを平らにならした後も、残りのパン粉おおさじ1を振りかけましょう。

焼きあがったケーキ食べると甘くてふやけたパン粉部分もおいしいのです。

13)11)で伸ばしておいた生地をかぶせ、側面の生地と密着させるように軽く押しつけていきます。

途中でやぶれちゃったり、生地が届かなかったり余っちゃったりしてもなんとなく丸く収まれば良し。


最後に箸の先で数か所穴を開けましょう。一度目の試作ではフォークで突いたのですが、破れてしまいました。

14)温めておいたオーブンに入れ、25分ほど焼きます。様子を見て、焼き色が薄ければ5分、10分程度焼き時間を延ばしてください。焼き上がりは焼き色だけで判断してオッケです。

15)焼いている間にアイシングを作ります。容器に粉砂糖を入れ、レモン汁を少しずつ加えて混ぜるのですが、粉砂糖がようやく溶けて固いペースト状になるくらいの量を目指してください。レモン汁を入れすぎて水っぽくダレてしまったら粉砂糖を少し加えて調整してください。

16)焼きあがったらまた熱いうちに全体にアイシングを塗りつけます。固いペーストですが、生地が熱いと溶けて塗り広げることができるかと思います。


アメリカの人が作るレシピではもう真っ白になるほどアイシングをかけちゃうことが多いようですけど、控えめなツヤ・・・くらいがちょうどいいように思います。ケーキ生地もリンゴのフィリングも甘さ控えめなので、ここで表面が甘すぎるとむしろ台無しかと。

だけどアメリカ人ってアイシング好きですよね。ドーナツにかかってる色鮮やかでド甘くて厚手のアイシング、かなり砂糖大好きな私でも邪魔に感じるくらいなんですけどこっちの子供がアイシング部分だけ食べて本体捨てたりするの見て軽くビックリしたりしたものです。でも日本に帰ってミスド食べると小さくて甘さ控えめで物足りなく感じる程度には堕ちてしまいました。

しっかり冷えたらいただきましょう!

おいしい・・・!サクサクしっとりの生地がリンゴと一緒に・・・これが一体感てやつかよ・・・。ここらへんがアップルパイと一番違うところでしょうか。アップルパイってまだパイ生地とリンゴを別れさせようとすれば別れそうな危うさじゃないですか。比較してこの安定感、城郭の松の木くらいの調和とゆるぎなさ、日本の寿司のようなミニマルな完成度の高さを感じさせます。

素朴なだけにどんな場所に持って行っても間違いのない焼き菓子だと思います。とてもおいしいケーキでもありますのでぜひお試しください。サンクスギビングのデザートにアイスクリームを添えて出したりしたらステキじゃないかな。


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