タイトルは和風な感じに聞こえますが、割とどちらのお国の人にもよろこばれる野菜の一品です。
日本のほくほくのかぼちゃを、練りごまとくるみで香ばしくやさしい口当たりに仕上げました。
これは日本のご家庭なら普段のかぼちゃの煮含めのバリエーションとしておかずにしてもよし、海外でならちょっとしたアパタイザーとして活躍できるんじゃないかな。あんまり和風和風しすぎるとかえってダサい感じになりがちだけど、これはきれいにサービングできると思います。
材料
かぼちゃ 1/4個(今回使用したのはおよそ400gでした)
くるみ 30g(乾煎りしてあらみじん切り)
砂糖 おおさじ1.5
ねりごま おおさじやまもり1
しょうゆ おおさじ1
だし汁(もしくはチキンストック) 適量
だし汁適量とか言ってゴメン。使用する鍋の大きさとかかぼちゃの質(水っぽいor肉質みっしり)とかで前後するんや。ダシの素みたいなのを気軽に使ってください。
海外在住者向けに手に入りやすい材料で作れるように、チキンのスープでも作ってみました。私的にはカツオ系だし汁の方が砂糖の甘さとよく合っているように思いますが、チキンでもけしてまずくないです。和食材が手に入らなければお試しください。
また、練りごまは中東の食材でTahiniとして売っています。こちらを使って無問題です。
作り方
手順はフツーの煮っ転がしとほぼ同じです。
1) かぼちゃを一口大に切ります。皮の汚いところや硬いところも切り落とします。
2)切ったかぼちゃを重ならない大きさの鍋に入れ、ひたひたの量のだし汁と砂糖を加え蓋をして中火にかけます。
3) 一度沸騰したら蓋を外します。煮崩れしないように、ぐらぐらとかぼちゃが踊らない程度の火加減にし、蓋をせずに煮ます。初心者さんはこのときかぼちゃの頭が出てるのでつい鍋中をかき混ぜたくなっちゃいますが、かぼちゃは案外すぐに火が通ります。さわると崩れるのでグッと我慢しつつ見守ってください。
見守る勇気って必要ですよね。例えば子猫がおもちゃを追っかけてソファとクッションの間にはまり込んで助けを求めてるっぽい目をしたときとか。
獅子は我が子を谷底に落とすという・・・たくましく育ってほしいのだよさあ奮い立て。
「ぅにゃー!!(かわいい攻撃が利かぬならば己の爪牙を使うまで!)」
余裕で上がってきました。横着しよって。
4) 煮汁が半量くらいになったら練りごまを加えます。かぼちゃを崩さないように気を付けながら練りごまを煮汁に溶かします。
このとき、使用するかぼちゃの質によって煮汁の様子がけっこう違うと思います。ほくほくしたかぼちゃなら理想的ですが、べっちゃりと水っぽいものだった場合は火を強め、鍋を軽くゆすりながら水分を飛ばすようにしてください。
5)最後にしょうゆをひと回し、刻んだくるみも散らして軽くゆすってできあがりです。蓋をしてゆっくり冷まし、味を含ませてください。
食べるときには室温がちょうどいいと思います。
やさしい甘さと、胡麻とくるみのコクがとてもおいしいです!しょうゆ臭さはほとんど感じませんが、しょうゆのうまみと香りが確かにこのお料理を底支えしています。日本の食卓の日々のおかずとしても、海外でも誰にも嫌われない前菜として使えると思います。サンクスギビングにぜひどうぞ。
猫とかぼちゃ
猫の腹具合が悪い時にはかぼちゃをゆでるか蒸すかしたものを潰してウェットフードに少量(一日こさじ1程度)混ぜて食べさせるといいですよ。水溶性の繊維質なので便が安定するんですって。獣医さんのおすすめです。アメリカだとpumpkin pureeの缶が売っているのでそれが便利です。間違ってスパイスや砂糖の入ったpumpkin pie fillingを使わないようにご注意。
以前フォスターしてた母娘の猫のどっちもが当初はすごく体調悪くて大変だったの、毎食ちょっぴりずつかぼちゃとヨーグルトを混ぜて食べさせてるうちにかなり改善しましたよ。
おかげさまでどちらもすでに飼い主さんをみつけたそうです。幸あれかし。
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