ドテラ発・ドイツの冬の脂肪元グリュンコール

四月も目前、すっかり春らしい気候になってきました。公開が遅れて時機はずれな話になってしまいましたがまあかまわないでしょう、今日のお料理、実際作ってみようとかいう人はまずいないだろうし。

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ケールを動物性脂肪タップリにソーセージと一緒に煮込んでしまうドイツの冬のソウルフード、Grünkohl(グリュンコール)です。このお料理はドテラが張り切って作りました。

ケール
日本でなら青汁の材料といえばわかりやすいでしょうか、ケールという青菜があります。食物繊維、各種ビタミン、ミネラル、カルシウム、クロロフィルなどを豊富に含み、その栄養価は単一野菜としては最高峰と言われています。生命力も非常に強く、一年中栽培できるうえに栽培適正温度も広い。。。にもかかわらず日本の市場にいまいち浸透していないのは、おいしくn・・・いやちがうの!おいしく食べられる料理もあるの!

簡単に炒めたり、サラダにしたりしようとするともそもそして食べにくいのですが、こんな性の強い野菜は下ゆでしてからタップリのスープといくらかの脂肪で煮込んでしまうのがベストです。こうした料理はドイツや各地ヨーロッパに限らず、アメリカ南部のソウルフードにも取り入れられています。

ドテラは今回、あらかじめ煮てある瓶詰めのものを使うようです。
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材料を見るとダックファットとか使ってあるし。そりゃおいしいだろ。

グリュンコール
そのケールをソーセージやベーコンなんかと煮込んだものがグリュンコールです。ドイツではクリスマスマーケットなんかでも定番ですね。
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なんだろうな、この野菜と肉の力強さ。日本の料理には見られないレベル。
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ドテラがつくるよー
ドテラが料理を作るとなると「えー旦那さんが料理作ってくれるのー?いいなー」とかおっしゃるかしら?おっしゃる?
いや、すごいたくさんの奥様方がわかってくれると思うけど、普段台所を使い慣れてない人に料理されたり、今日明日明後日の予定無考慮で買い物されたりするこの疲労、なんて名前付けたらいいんだろうな。

今回は買い物からドテラ主導でベーコン、ハム、ソーセージなどどっしり買い込みました。もうね、「え、そんなに食べるの?」とか「それも買っちゃう?」とか横から言わずにいるだけでメンタル修行。たぶん私、途中から阿弥陀みたいな顔になってたと思う。精神力上がりすぎて崇高と呼んでいいレベルに達してた。
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男の子6人くらいは余裕で食べさせられそうですね。キャンプとかで。うちはドテラと私の二人家族なんですけど。
あと、これは脂肪分の多い重い食事になるのでビールだけでなく強いアルコールを一緒に飲むことが推奨されるそうな。ドテラいわく「ドイツではコルン(korn:穀物を材料とした香味つけをしていない蒸留酒)を飲むんだけど、ウォッカでかまわないです」ですって。飲ませていただきましょう。

まずは玉ねぎ、ベーコンなどを刻みます。
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まるごとのソーセージを煮込むベースにも刻んだソーセージを入れてしまうらしい。うわあ。

ドテラ「ほんとはダックファットを使って炒めるとおいしいんだけど、バターでいいや」
ゆう 「ダックファットあるわよ。クリスマスに食べた鴨の脂とっておいたから」
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ドテラが驚くうちの冷蔵庫の内容。

ダックファットで玉ねぎとベーコン、刻んだソーセージを炒めます。
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この段階ですでに私は飲み始めますよ。ビール片手にウォッカショットとか、これ日常やってたら家族が病院に連れて行ったほうがいいというような飲み方ですね。
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軽く酒でも入らないと「まな板ぬらしてから使ってほしい」とか「その包丁は鋼で超切れるけど錆びるからすぐ洗って拭いてほしい」とかいう妄念から逃れられない。任せてしまったからにはそれらはすでに妄念・・・傍観ということにこれほどのフォースが必要だったとは。

そしてソーセージとたっぷりのスープをを加えてぐつぐつと煮込みます。
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その白いソーセージ、そんな輪切りにして煮たら崩れてぼろぼろになるんじゃないかしら。

やっぱり(これらはすべてサイレントでお送りしています)。
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わっせわっせと鍋をかき混ぜるドテラ、ぼろぼろ零れ落ちる食材・・・「もっと大きい鍋あるけど使う?」と優しい声で言って鍋の中身をあけさせました。
とうもろこしをゆでるのに使う、うちで一番大きなアルマイトの鍋です。

この白いソーセージは含脂肪分が高く、そのまんまfatty sausageと呼ばれたりもしますが、ほんとはpinkelと言います。これはドイツ系肉屋じゃないと手に入らないんじゃないかな。

そして二時間ほど煮込んでできあがりました。つけあわせはじゃがいも団子(クヌーデル)です。
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いやおいしいよ!おいしい!崩れて混ざった白いソーセージがこういうふうになるべきものだったのかどうかわからないけど、そのためにこの緑のメッチョリしたものだけで食べても充分おいしくなっています。いやはや。

いろいろわからないことをわからないままにしておくメンタリティが必要ですが、おいしくいただきました。達成感でいい気分になってるドテラがかわいいので私も満足です。この後4日ほど食べ続けました。

今日の料理に使用したような加工肉食材をNYで入手するなら、以下の二件がおすすめです。

Morscher’s Pork Store

5844 Catalpa Ave Ridgewood, NY 11385

Muncan Food Corp
アストリアとリッジウッドに一軒ずつ店舗あり。

しばらく忙しかったので更新が途切れましたが、春になってきれいな食材が出回るようになって料理への意欲が高まっています。楽しみにまたいらしてください。

ドテラに慰労クリックしてください。

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ドテラ発・ドイツの冬の脂肪元グリュンコール」への4件のフィードバック

  1. オレオレ

    ありますねえ、料理にしろ掃除にしろ、やってくれるのはありがたいんだが手順がね手順がね(煩悶)、みたいなシチュエーション。「包丁洗ってすぐ拭いてくれ!」ってのがかなり笑えました。
    さて、ケールですが、なんであんなに人気ない(?)のかわかりません。
    味、ってそんなに無くないですか?強いていうなら、煮てもへこたれない芯の部分?春菊とか水菜とかのほうがよほど味に癖あると思うんだけどなあ・・・
    ところで、食材リストの写真にオーツがありますが、このお料理にオーツ入ってるんですか?空き缶かな?

  2. ゆうさん
    おはようございます
    Grünkohl(グリュンコール)
    素敵なお料理
    ソーセージの旨みがいっぱい
    素敵です

  3. ある意味、夫婦のありかたを垣間見ましたwww
    母親に、大布巾がなかったからというだけで、お皿用の布巾でお盆とか拭かれて、(しまいには置いて欲しくない所に置かれたまま)怒った私は反省しますw なかったら新しいのおろすなり探してくれよ。。。←あれ、反省してない?

    しかし美味しそうです
    ウチでは絶対に作れないお料理だなぁ~~
    味が全く想像つきませんw

  4. ケルンのレストランでメニューの説明文からして青菜のバター炒め的なものを想像していたら、これが出てきて「…」となったことがあったんですが、グリュンコールっていうんですねー。まったく食欲を刺激しない緑のドロッとかつねっちょりしたビジュアルながら食べてみると非常においしかったので印象に残ってます。さすがに自分で作るのは無理そうだけど、いやはや謎が解けた気分であります。
    油ギトギトのカレー皿の上に麦茶しか飲んでないコップを重ねられてしまった時のショックも何と名づけたらいいんですかね~

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